勝てたはずのコロンビア戦、敗因はザッケローニ采配と稚拙な戦い方にあり
まずコロンビアは1.5軍と言ってもいい相手でした。しかも前半のアディショナルタイムに同点に追いつき、流れとしては悪くなかったと思います。
ただ、この代表チームの約1/4の失点は後半立ち上がりの15分に生まれています。それに相手はメンバーを変えてきました。前半の勢いを持続したいという気持ちはわかりますが、プレスをかけるのは後半立ち上がりだけにして、もっと慎重に試合を進めれば良かったのではないかと思います。
それからこの大会では度々指摘してきたことですけれど、ザッケローニ監督の交代策は最初から決められているような感じがして、効果的ではなかったと思います。代えた選手がリズムを変えることがなかったのです。
もちろん、日本代表はコロンビアのように攻めるときは攻め、守るときは引いて守るという戦い方のメリハリはありませんでした。ずっと同じペースで90分間行くと疲れてしまっていたかもしれません。それでも、僕は勝てた試合を落とした気がしてなりません。
それでも、最後の試合にやっと自分たちの戦い方――高い位置を取って主導権を握り、攻撃的にプレーするというスタイルを見せられたことだけはよかったと思います。せめて、それだけが救いだったと言えるでしょう。
【撮影/岸本勉・PICSPORT】
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。
