財政部長、台湾高速鉄路 「破産があってはならない」

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(台北 30日 中央社)台湾高速鉄路(台湾高鉄)が破産の危機に瀕していることについて、張盛和財政部長は30日、台湾高鉄の破産があってはならず、運営は継続されるべきだとの見解を述べた。

台湾高鉄の昨年末時点での純資産は5006億台湾元(約1兆6950億円)で負債は4575億台湾元(約1兆5491億円)。累積赤字は522億台湾元(約1768億円)に達している。

張部長は財政部での記者会見後の取材陣の質問に対し、高鉄と株主との間には財務上の問題があるが、解決は困難ではなく、政府保有分を増やせば事態の改善は可能で必ずしも銀行投資を行う必要はなく、交通部傘下の基金から資金の投入も可能だと述べ、高鉄経営陣には財務の専門家も加わっており、状況好転を信じていると述べた。

(許湘欣/編集:谷口一康)