食べる量を減らしたい?じゃあ赤いお皿を使って食べて―食欲を減らす心理効果が

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ダイエットを始めてもなかなか食欲が収まらない、そんな悩みがある方はこんな方法を試してみては?イタリアのパルマ大学の研究で、お皿の色によって食欲が変わるという研究結果が明らかに。赤いお皿で食事を摂ると、食べる量が減ることがわかったのだそう。

研究員たちが赤、青、白のお皿の上にポップコーンやチョコレートなど、全く同じ食べ物を用意し、被験者たちに試食をしてもらった上で「味の感想」を聞く(被験者の注意を食事量からそらすため)実験を行ったところ、その食事に対して好感触にも関わらず、赤いお皿の上で提供したものの消費量が他のお皿の時よりも少なかったとのこと。

また、同時にハンドクリームをお皿に乗せて使用感を聞く実験を行った際も、製品に対する感想に関わらず、赤いお皿に乗せたクリームを使用した量は、他のお皿で出された時よりも少なかったのだとか。こうした結果について、研究に携わったニコラ・ブルーノ氏は「赤は危険や禁止を表すもの(赤信号や禁止のサインなどもそうですね)」だからでは、との見解を示しています。

一方で、この実験に先立ち、食品と同じ色のお皿(クリームパスタを白いお皿に、など)に載せると消費量が上がるとの研究結果も報告されており、赤いお皿でも赤いトマトソースを乗せることで食欲が増加する可能性も。でも、お皿の色を変えるだけで食事の味を楽しみながらも食事量を抑えられるかもしれないとあれば、是非試してみたいところですよね!

参考:Color Psychology: Red Plates Make You Eat Less
http://www.laweekly.com/squidink/2014/02/12/color-psychology-red-plates-make-you-eat-less