【恋愛】「夜景心理学」にみる“イルミネーション”の恋愛効果4つ
夜景鑑賞の中でも、ひときわ恋愛モードにいざなうイルミネーション夜景。なぜロマンチックな心理状況に陥るのでしょうか?
今回は、夜景評論家の丸々もとお氏に「夜景心理学」の観点から、イルミネーションの恋愛効果を分析していただきました。
■自ら恋に落ちる暗示をかけてしまっている
人はもともと、ビビッドな色が組み合わされた光や、強い光に興奮する傾向があります。夜の遊園地や繁華街を歩いているうちにいつの間にか”ドキドキ“してしまったという経験がある人は少なくないんじゃないでしょうか。
このような”ドキドキ“の原因は、大きく分けて2つあります。ひとつは心臓の鼓動が早くなったり呼吸が乱れたり、といった自律神経系の活動によって引き起こされるもの。そしてもうひとつは脳の活動水準が高くなるなど中枢神経系の活動で引き起こされるものです。
本来心臓がドキドキしたくらいでは、感情まで左右されることはありません。しかし、はっきりとした理由もなくドキドキすると、自分がなぜドキドキしているのか、その理由を知りたくなるのが人の常。
そしてこの”ドキドキ“の理由づけを考える時に、ルミナリエやクリスマスイルミネーションなどの光の持つイメージが強く作用するのです。つまり、恋人や愛する人と共に見る夜景だということ。
そこで、心のどこかで運命の人との出逢いを待っている人(実は今現在付き合っている人はいても、きっとどこかに自分を待つ”運命の人“がいると思ったりしませんか?)、恋人選びに慎重な人、今付き合っている人との仲を深めたいと思っている人までもが「この人こそが運命の人だ!」と自己暗示をかけてしまいやすいのです。
言い換えれば知らず知らずのうちに、自ら恋に落ちる心構えをしてしまい、雰囲気に背中を押されるままに恋してしまうのです。
■光と音と人とが創り出す“ラブ空間”に酔わされる
場の雰囲気や空気感が恋に落ちやすくしたり、ロマンチックな気分を盛り上げることもあります。次にイルミネーションが及ぼす身体的・心理的刺激について考えてみましょう。
まず、ルミナリエやクリスマスのイルミネーション共通の華やかな光群。あまりの美しさに会話もそこそこに、その光に目が釘づけになったという経験はどなたにもあるのではないでしょうか?
さらに雰囲気を高めるために、イルミネーションで彩った場所には大概光だけではなく音楽が利用されています。すると視覚刺激をライトアップに、聴覚的刺激を音楽によって導かれて、それ以外の刺激をかき消される状態になるのです。これを心理学用語では、刺激統制と呼びます。
刺激統制の面白い作用は、ちょっとした空間を確保することによって、プライバシー感を高めるということ。たとえば大勢の人がいる中でも、二人掛けのベンチや木の下で抱き合ってキスをするカップルがちらほら見られるのが証拠。まるで自分たちしかそこにはいないと錯覚させるのです。
さらに集まった人々が作り出す効果も見逃せません。それは、みんなと同じことをしたいという心理学的行動(社会的比較)とその”場の空気を活性化する“という作用。折しもそこは、ラブラブのカップルの多い場所ですから、自然にラブムードが盛り上がるということは想像に難くないでしょう? つまりこれらの作用によってできる、”ラブ空間“に酔わされてしまうのです。
■薄暗さが自己抑制、警戒心を緩め、ハートを開かせる
自分たちにスポットライトが当たるわけではなく、ライトアップされたものを薄暗がりから見るという状況も恋愛感情に影響します。
そこで注目したいのが、心理学者ガーゲンの実験。お互いに誰だかよくわからないような暗闇の中では、自分自身をさらけ出すことへの抑制が取り払われるために、警戒心が緩み、本音が出たり、ハメをはずすことができるようになるということがこの実験で証明されました。
その後も、他の心理学者たちの実験によって、陽の入る明るい喫茶店より、バーなどの暗いお店などの方が、カップルが生まれやすいという報告もあります。
さらに付け加えるなら、自分をさらけ出して見せる人に、人は好意を持つ作用があるということ。つまり薄暗い場所にいるふたりは急速に親密感が高まる状況にあるということなのです。
■相手の大きく開いた目が、自分に向けられた“想い”と錯覚する
さて最後に、光が及ぼす目への効果と、それによって生じる誤解による恋愛効果で締めくくりましょう。
ビビッドな色の光や強い光が興奮作用を持つことは前に記しましたが、実はもうひとつ、目を大きく見開かせる効果もあるのです。
目を大きくさせる効果を持つものは光だけではありません。心理学者のヘスによって、物事に熱中している人や強い関心を持っている人は瞳が大きくなることに気づき、瞳が心の窓になっていることが発表されました。
今日では、目の動きによって相手の心理状態を見抜くことができるとされていますが、相手に自分が関心を持っていることを表すために、じっと相手を見つめるという心理的テクニックがあることはご存知でしょうか? それは、自分を大きく見開いた目で見つめられると、その人に好意を持つようになるという人の習性を利用したものなのですが、まさにその状況がそんな思惑のあるなしにかかわらず展開されてしまうのです。
つまり、お互いを見たとき、お互いが「相手が自分に強い好意を持っていると誤解するのです。もちろん、両想いのカップルもいるでしょうが、友達以上、恋人未満のカップルには恋人に発展する大チャンスになるかも知れません。
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