これが新・東京みやげの「東京サンダー」!!
浅草寺の大提灯を彷佛とさせる「雷」の文字と
モノクロであしらわれた雷神が目印だ。

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これまで、コネタで何度も取り上げてきた謎のお菓子、「ブラックサンダー」。「白いブラックサンダー」「モーニングサンダー」「ブラックサンダーまんじゅう」などなど、あっと驚くラインナップを次々に発表し、我々を楽しませ続けてくれているが、なんとこのたび新作の「東京サンダー」で東京おみやげ業界に殴り込み!? 「サンダー(カミナリ)」つながりで、浅草名物の「雷おこし」とのコラボが実現したというのである。 東京オリンピック開催も決定した将来を見据えての作戦か!?ということでまたまたお話をうかがってみた。

「東京サンダー」は10月26日より楽天市場で先行発売、11月4日より羽田空港成田空港の一部でも販売をスタートしているという。
「当社では工場が愛知、東京、北海道の3箇所にあるのですが、愛知では『豊橋ブラックサンダー ミニバー』、北海道では『白いブラックサンダー』と、それぞれ“ご当地もの”を展開してきました。ですが、東京限定というのはこれまでなかったので、やってみてはどうかということで開発がはじまりました」とのこと。

パッケージは「ブラックサンダー」の基本イメージを守りつつ、雷神像があしらわれていたりとなかなかカッコいい。ただ、いつもの「若い女性に大ヒット中!!」などのフックの効いたコピーは入っておらず、「浅草常盤堂の雷おこしの素使用」というベーシックなものとなっていた。今後、外国人観光客がわんさか日本へ訪れることを考慮し、たとえば「スシ、テンプラ、ブラックサンダー!!」なんていうのはどうだろう……?と、勝手に別バージョンを妄想してみたり。

肝心の味については、浅草で250年以上親しまれている雷おこしの老舗、『常盤堂雷おこし本舗』の協力により、「雷おこし種(パフ)」を投入。ほんのり黒糖風味にするなどかなり「和風」なテイストになっているのが特徴だ。
「雷おこしというのは、召し上がったことがある方はご存知かと思うのですが、ガリッと堅い食感が特徴です。そのため、“雷おこし種(パフ)”だけでなく、あられを入れるなど、より“雷おこしらしさ”を出すのに苦労しました」
というわけで、私もさっそく食べてみたところ、通常のものより確かに歯ごたえがある。「ブラックサンダー」の濃厚なおいしさはそのままに、浅草寺のにぎわいや下町情緒をそこはかとなく感じる(!?)気さくでありつつ、余韻を残す味といえるかも。

なお、「ブラックサンダー」は来年(2014年)めでたく20周年を迎えるそう。発売から10年間は製造中止の危機に陥るほど不人気だったのに、今や年間売上1億3,000万個を超える国民的お菓子に成長。現在、20周年を記念して、音楽ドキュメンタリー映画『ワンダイレクション THIS IS US』とのコラボパッケージのほか、お客様への感謝のメッセージ入り「20周年記念新パッケージ」も発売中とか。まだ公表はできないが、来年に向け20周年を盛り上げるさまざまなイベントやキャンペーンを予定されているそうでこちらも楽しみ〜。

20歳=「おとなの仲間入り」ということで、最近「ハッピーターン」や「うまい棒」の高級バージョンがウケていることだし、いつかお酒にも合う「おとなのブラックサンダー」なんて出たらいいなぁ……とまたまた勝手に妄想(もうすでに企画されてそうだが)。
そんなわけで、年末に向けクリスマスパーティや忘年会&新年会に持参する手みやげとしても、大いにウケそうな「東京サンダー」。今後、東京みやげの定番となっていくのか!? 黒い雷神の奮闘っぷりを見守っていきたいと思います。
(まめこ)