プロ野球選手たちが送る第二の人生にスポットを当てた「壮絶人生ドキュメント 俺たちはプロ野球選手だった」(TBS/8日放送分)では、元日本ハムファイターズの絶対的エース・西崎幸広氏(日本ハムファイターズ)の“その後”に迫った。

セ・リーグに比べ観客動員で大きく劣った70年代&80年代のパ・リーグにおいて、清原和博氏(西武ライオンズ:当時)や西崎氏らの登場はパ人気を盛り返す一つの原動力になったと言っても過言ではない。

当時大流行したトレンディドラマになぞらえ「トレンディエース」と呼ばれ、1987年のプロ一年目で15勝、2年目&3年目も15勝&16勝を挙げるなど、まさに人気と実力を兼ね備えたスター選手となった西崎氏。同番組では引退から12年、49歳になった西崎氏の様子を伝えている。

「歳相応の身体になった」と話す西崎氏は二人の娘の父親でもある。その娘は、女優として活躍する西崎あや(22)とグラビアアイドル・西崎莉麻(20)。そんな娘たちを前に、西崎氏は「最近はうちの奥さんに似て良かったねって言われます」とデレデレの様子で話す。

また、現役当時を振り返ると、西崎氏は「トレンディって、あの時トレンディドラマっていうのが流行っていたから、それで野球界にもって付けられたと思います。そこまで何とも思ってなかった。最初恥ずかしかったですもん。トレンディ、トレンディって言われて。トレンディじゃないでしょ、野球選手ですよ」と苦笑い。

あや&莉麻に父の現役時代の思い出を訊くと「バレンタインデーに届いたチョコの量とかは段ボールでメッチャ届いてた」といい、当時の映像を見せると「(体型が)細っ」(莉麻)と驚く一方、西武戦でのノーヒットノーラン(95年)については「ノーヒットノーランが分からない」(あや)、「一回もバットに当たんないってこと?」(莉麻)と野球に関してはちんぷんかんぷん。西崎氏が「バットには当たるよ。ヒットっていうか、ランナーを出さなかったって事」と説明するも、二人は「ん?」と顔を見合わせ、西崎氏は「そんなもんです……」と諦めてしまった。

そんな西崎氏。現在は日本ハムOB会の会長を務め、野球解説を中心に活動している。2軍の試合で球場に赴くと、巨人の2軍ピッチングコーチで、しのぎを削ったライバル=阿波野秀幸氏と再開。ガッチリ握手を交わすと、二人は「ライバルを演じてたかもしれないですけど」(阿波野)、「他チームなんですけど投げると“頑張れよ”って」(西崎)と、楽しそうに話した。

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