今日もスコアを伸ばし2位タイにつける塚田陽亮(撮影:岩本芳弘)

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<コカ・コーラ東海クラシック 2日目◇4日◇三好カントリー倶楽部西コース(7,315ヤード・パー72)>
 国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の2日目。狭いフェアウェイに長いラフ、そして2日目に入ってさらに硬さを増していくグリーンの前に多くの選手が苦戦を強いられた。
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 2日連続アンダーパーのスコアをマークして首位と1打差の2位タイにつけた塚田陽亮は「今日のプレーはすごく良かったです。2日間、アンダーパーで回れるなんて思ってなかったんで」と笑顔で話した。中学3年から高校卒業まで米国にあるデビッド・レッドベターのアカデミーでゴルフの腕を磨いた塚田は帰国後、名古屋商科大学に入学し、今大会の会場である三好カントリー倶楽部で練習を重ねてきた。
 いわばホームコースとも呼べる三好カントリー倶楽部だが、塚田いわく「ゴルフ人生の中ですごく苦手なコース」とのこと。「怖さを知っている分、いい集中力で回れているのかな」と現在の状況を分析していた。学生時代を過ごした思い出の多い舞台で上位フィニッシュを果たすことができるか。
 塚田と同じく2位タイにつけた呉阿順(中国)は5バーディを奪う会心の内容で“69”をマーク。「今日はパットもドライバーも良くて、フェアウェイをキープできたのが良かった」とゴルフは良い状態にある。「明日はハッピーなことを考えてプレーしたい」と精神的に充実した状態で決勝ラウンドに入っていく。
 初日“69”をマークして2位タイにつけた武藤俊憲の2日目はひたすら我慢の展開。1バーディ1ボギーの“72”をマークして2位タイをキープしたが、「消耗しますね…今日は」と疲労感を滲ませた。この日の武藤は初日に比べてティショットのコントロールに苦戦。結果、ラフに入ることが多く、初日のようにバーディチャンスを作ることができなかった。決勝ラウンドでは再びドライバーを修正し、2008年以来の大会2勝目を目指す。
 また先週の「アジアパシフィック パナソニックオープン」でツアー初優勝を挙げた川村昌弘は2バーディ5ボギー1ダブルボギーの“77”を叩きトータル8オーバー70位タイ。カットラインに1打及ばず今大会では予選落ちとなった。
 「アウトコースであれだけスコアを落としたらしょうがないですね」開幕前、三好カントリー倶楽部を「苦手なコース」と話していた川村だが、中でもアウトコースが特に苦手とのこと。この日もアウトコース“42”、インコース“35”と相性がはっきりと結果に出てしまった。「調子は悪くないので、来週はいいプレーがしたいです」ツアー優勝を果たした川村の次なる照準は国内メジャー「日本オープン」。まずは気持ちをリセットして来週からのトーナメントに備えていく。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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