独メディア、2点演出の乾に及第点「強力な左サイドを形成した」

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 ドイツの各地元メディアは、ブンデスリーガ第5節およびブンデスリーガ2部第7節における日本人選手の採点と寸評を発表した。

 2得点の起点となったフランクフルト所属の日本代表MF乾貴士に対し、及第点と言える評価がついている。

 各メディアの採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。

酒井高徳(シュトゥットガルト)
対ヘルタ・ベルリン戦(1−0○)フル出場
『Sportal.de』
採点:4.5
寸評:このシュトゥットガルトDFの弱点は度々クロスを許し、アドリアン・ラモスにも、いとも簡単にシュートを撃たせてしまった。無失点で切り抜けたことをGKに感謝しなければならない。

乾貴士(フランクフルト)
対ブレーメン戦(3−0○) 先発出場、61分交代
『Allgemeine Zeitung』
採点:Ganz okay(十分合格)
寸評:調子を上げている。最初の2得点には、アシストした選手へパスを出すことで絡んでいた。トリッキーなプレーがあり、ボールもしっかり持つことができており、 バスティアン・オツィプカとのコンビで強力な左サイドを形成。

長谷部誠(ニュルンベルク)
対ブラウンシュヴァイク戦(1−1△) フル出場
『Sportal.de』
採点:4
寸評::かつてのヴォルフスブルク選手は、ニュルンベルクに加入して初めての試合に出場するや、さっそくチームメートに(ボールの受け手として)求められたことで、すぐにチームの動きの中心となった。もっとも、まだニュルンベルクの試合を組み立てるところまではいかなかったが。積極的に競り合いにいき、ほとんど競り勝っていたが、ファウルを犯さなければならないところも2、3回あった。試合が進むにつれて消耗していた。

清武弘嗣(ニュルンベルク)
対ブラウンシュヴァイク戦(1−1△) 先発出場、90分交代
『Sportal.de』
採点:4.5
寸評:近頃、ニュルンベルク中盤の攻撃において、この日本人選手のやる気に様々な憶測がされているが、この試合でも清武は昨季の輝きを見せることができなかった。得点にこそならなかったが、14分のプレーには彼のボールの扱いの上手さが十分に見られた。セットプレーでも彼はもっと上手くできるということを、これまでに十分証明している。

■田坂祐介(ボーフム、ブンデス2部)
対グロイター・フュルト戦(2−0○) 先発出場、31分交代、1ゴール
採点:3
寸評:この日本人選手は目の覚めるようなゴールを決めただけでなく、信じられないほどの運動量をこなし、幾度となく見事なボールの扱いを見せた。レフェリーが理由もなくイエローカードを乱発したため、警告を受けていた田坂は31分にベンチに下がらなければならなかった。