映画『四十九日のレシピ』舞台挨拶での永作博美

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2010年5月に誕生した第1子となる男の子に続き、今年6月に女の子を出産した永作博美。9月11日、東京・新宿で行われた舞台挨拶が出産復帰後初のものとなった。来月43歳になる永作だが、多くのアラフォー女性が羨むような変わらぬ若々しさを携えて登場し、観客から祝福の声援を受けた。

前回出演した映画『八日目の蝉』(2011年)では、第35回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞、第54回ブルーリボン賞主演女優賞など多くの映画各賞を受賞した永作。それに続く映画主演作となるのが、この日舞台挨拶をした『四十九日のレシピ』である。本作は昨年11月に岐阜で撮影したので、撮影と公開の間に第2子を出産したということになる。

完成披露試写会の前に登場した永作が冒頭の挨拶を終えると、観客全員が声をそろえて「永作さん、ご出産おめでとうございます!」とサプライズで一斉に祝福した。永作は「びっくりしたー」と驚きつつも、「無事に出産しました」と笑顔で報告。「育児は大変ですけど、私のように働きながら育児されている方もたくさんいらっしゃるので、私も頑張ろうと思います」と育児と仕事の両立に意欲をみせた。


映画『四十九日のレシピ』は、亡くなった母の「幸せに生きるためのレシピ」を通じて、家族らがさまざまな心の傷を抱えながらも再生に向かっていく心温まる物語。永作は「私の“百合子”という役はいろいろなことを背負って生きています。大きなアクションができるわけでもなく、リアリティを出すのが難しい役でした」と振り返り、「“百合子”も私自身も、周りの人に助けられてこの作品ができました。皆さんも、いろいろなことを抱えて毎日一生懸命生きていると思います。この作品の主人公や登場人物もそれぞれ抱えているものを人に助けられながら乗り越えていきます。皆さんにも何か抱えているものを乗り越えられるヒントがこの作品にあるといいなと思います」と観客にエールを送った。

舞台挨拶には永作のほかに、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、主題歌アーティストの安藤裕子、タナダユキ監督が登壇した。映画『四十九日のレシピ』は、11月9日(土)より新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国公開。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)