サラリーマンが慢性的な小遣い不足から脱出する道ってあるの？
節約、と言ってしまうと何だか肩に力が入ってしまうが、『脱だらしない生活』と呼べばなんとなくハードルも低くなる。日々だらしない我々でも、ちょっと気をつけるだけで節約ができちゃうような何かって、ないものだろうか？ というわけで、メチャクチャ簡単、なおかつ即効性のある節約術を筆者なりにピックアップしてみた。
まず我々は、現金を持っていればあるだけを使い果たしてしまう。だからお金をあまり持たないことが何よりの節約だ。そこで、電子マネーであるEdyを積極的に使おうというわけ。コンビニ、飲食店、ドラッグストアなど全国35万カ所で使用可能なEdyがあれば、日常でお金を使うようなシーンの大半はカバーできる。未来の自分を苦しめるハメに陥りやすいクレジットカードと違ってEdyはチャージ式なので使いすぎるということもない。電化製品を店頭で買う時にも、現金扱いのEdyはクレカよりポイント還元率だって高かったりする。ムダ遣いを抑えられると同時にポイントも細かく刻んでいけるEdyは、我々にとって福音だ。
スカイプクレジットで携帯料金を爆下げ
毎月の携帯料金は、我々の財布を地味にえぐる大きな支払いの１つだ。ヘタに仕事とプライベートで携帯を併用しようものなら、こじれた商談電話の一発でガッツリ持っていかれたりもするし、これってのは会社にあげづらい請求の一つ。
そんな支払いリスクを孕む携帯料金だが、スカイプクレジットを使うことでかなり抑えることが可能だ。詳細については『スカイプナビ』で見て欲しいが、何せ通話料が安い。通常、日本国内の携帯からかける通話料は平均して42円/分程度となっている。これをSkypeから掛けると、固定電話へは３円22銭/分、携帯へは17円50銭/分まで節約できる。コストカットは率にしておよそ93%、こちらもEdy同様チャージ式なので、使いすぎるという心配もない。
「Skypeなら、別にそんなことしなくてもタダでお互い電話し放題じゃん」
スカイプクレジットを周囲にすすめると、こんな言葉が返ってくることがある。だがちょっと待って欲しい。たとえば仕事の重要な取引先に向かって、
「お互いタダになるから○○さんもSkypeどうっすか？」
と言えるだろうか？
「ほう、御社では私共との商談に割かれる通信料すら支払いたくないと、そう仰られるのですね？ それが弊社に対する御社の総意なのですね？」
こんな風にだって取られかねない厳格な企業体質はびこる日本の中では、ムリでしょ。プライベートの携帯だから、なんて理屈が通じないのは社会人であれば分かるはず。友人仲間のコミュニティ内ではタダでSkypeを活用すれば良いとして、そうもいかない相手に対しては圧倒的に通話料が下がるスカイプクレジット。これが携帯電話の束縛から逃れられない我々現代人にとって、もっとも料金を安く済ますための処世術なのだ。
現代版打ち出の小槌『振ってクーポン』
クーポンアプリは沢山あるが、筆者が愛用しているのがこちら『振ってクーポン』。アプリを起動させて携帯を振るだけで、GPSと連動して近くのお店情報が一覧となって出てくる当アプリは、だらしない筆者にとっても労なく使えるスグレモノ。料理ジャンルをはじめクーポンの種類など、様々な検索にも対応しているから欲しいお店のクーポンを手軽に得ることができる。
今のところiPhoneのみの対応となっているが、今後はAndroidにもリリースが予定されているとのこと。携帯を一回振るだけでワインがタダで飲めるなら、使わないわけにはいかないでしょう。
というわけで、こぎれいなライフスタイルを実践しているわけでもなし、古書屋で谷崎潤一郎の初版本を探すことに喜びを感じているようなアナログ人間たる私でも簡単に続けられるデジタル周りのカンタン節約術を紹介させてもらった。だらしなさから垂れ流しになっているお金があるとするならば、あなたもぜひ実践してみては!?
