「ビキニ」と「ワンピース」の境目は、23歳!?
まぁ、その前に痩せれば済むのですが……。
そんで、もうひとつだけ問題がある。夏ですよ!? もしかしたら、泳ぎに行くかもしれないじゃないですか！ いや、男子はしょうがない。パンツ穿くだけだから、隠しようもないし。一方、女子はどうしてるのか。やはり、どうにかカモフラージュしてみせるのか？ それとも、大胆にビキニで行っちゃうのか!?
では、見ていきましょう。まず、アラフォーに限定した第一の設問から。「現在の体重・体型についてどう思う？」。結果、7割（70.0％）の女性が「体重より体型に不満がある」と回答しております。逆に「体型より体重に不満がある」回答は22.7％に留まっているし、「体重・体型ともに満足」回答はたった7.3％に。
じゃあ、その満足度を100点満点で点数化していただきましょう。すると、現在の体型に対する自己評価の平均は24点に！ しかも「0点」と回答した人は3割以上（32.7％）にも及んでおり、「81〜100点」は該当者なしという寂しい結果でした……。どうやら多くのアラフォー女性は、「体重より体型」により深い悩みを抱えているようなんです。
ここら辺、もっと突っ込んでいきましょう。「着ることに抵抗を感じる衣服は？」と質問すると、9割（90.7％）が「ビキニタイプの水着」と回答。アラフォー女性の体型への悩みが、悲しいまでに浮き彫りとなってしまいました。
しかし、それはいつからなのか？ 時期についても探りを入れると、「ビキニタイプ」に抵抗を感じるようになった平均は23.2歳で、「ワンピースタイプ」の平均は25.9歳でした。20代前半で「ビキニ」から「ワンピース」へ水着の形が変わり、わずか3年足らずで水着自体が着られないカラダになってしまっている……。エイジレスビューティーとして注目を浴びるアラフォーの陰には、一般生活者のシビアな現実があると言えそうです。
ここで、もっと年齢問題にこだわってしまいます。全世代に向け、「年齢とともに、ダイエットしても体型が戻らないと感じる？」と直撃してみました。すると、アラフォー女性の96.0％が「戻らない」と実感している模様（「非常に感じている」54.7％、「やや感じている」41.3％）。これがアラフィフになると、「非常に感じている」のポイントが一気にアップして、6割超（64.7％）に！
では、今度はアラフィフ限定で「ダイエットしても体型が戻らないと感じ始めたのは何歳ごろ？」と質問してみました。結果、半数近く（46.2％）が「40代前半」と回答しており、「40代前半」にそびえ立つダイエットの壁の存在が伺い知れます。裏を返すと、アラフォーこそが最後のダイエット適齢期と言えるのかもな……。
では、具体的に挙げていただきましょうか。「年齢とともに引き締めにくい・落としにくいと感じる身体の部位は？」。結果、やはり各年代ともに「お腹まわり」が断然トップに！ 実は年代が上がるほどに「お腹まわり」回答は多くなっており、アラフィフに関しては半数以上（55.7％）が最も落としにくいパーツとして挙げています。
じゃあ、他人に対してはどうなのか？ 「同世代の他人のカラダで、脂肪やたるみが気になる部位、つい目が行ってしまう部位は？」と質問したところ、やはり「お腹まわり」（77.8％）が断然トップとなったようです。
さらに「スタイルがよく見えるために最も重要な身体の部位は？」なる設問で、「くびれたウエスト」は圧倒的支持（45.3％）を獲得！ 年齢を重ねるほどに蓄積し、落ちにくくなるお腹まわりの“お宿り脂肪”をいかに減らすかが重要と言えそうです。
では、ダイエット実践の効果を尋ねてみたい。「現在取り組んでいる脂肪やたるみ対策に、効果を感じている？」と質問したところ、効果を実感している人はわずか34.2％（「非常に感じている」0.8％、「やや効果を実感している」33.4％）。またしても、ダイエットの難しさが浮き彫りとなってしまいました。
しかも同調査では、以下のようなダイエット失敗談が寄せられています。
●「子どもを寝かしつけた後、リビングでダイエットDVDを観ながらダンスをしていたら、階下の住人からうるさいと苦情が来た」（33歳）
●「ダイエット食品がおいしくて食べ過ぎた」（49歳）
●「やせたら胸がなくなった」（26歳）
●「エステに頼りすぎて、ローンがたまってしまった」（29歳）
●「何が何でも痩せたくて、一週間の断食をしたとき、貧血を起こして駅で倒れた。駆けつけた警官が太っており、私に親近感を持ったのか、『僕ら、少し痩せないと、夏はキツいよねぇ』と一言。断食していたのに、『僕ら』って言われている自分がすごく情けなかった」（44歳）
とにかく皆さん、頑張りましょうね……。
（寺西ジャジューカ）
