やさしい２４ 第７話【芸術家・筒井はじめ】
元気に頑張ってる？
巷のぬくもり求めて夜な夜な徘徊しちゃーいないだろうか？
余計な心配してるよ。
入門試験の制作、根性ですぞ。
一に拳骨、二にビンタ、三四にキック、五にひじ打ち・・・。
男は黙ってやるときはやるっ、こいつで行きましょう。
今日、やさしい２４はアントニオ猪木の物真似をしてくれた。
その内容はもはや神技。完璧に闘魂を再現して、かっこよかった。
だけど、一つだけ、イチャモンを付けていいならば、つけちゃおうかな。
さて、問題です。
「ハッキリ言って、猪木はムーンサルトしないから。。。」のハッキリ言っては、
ハッキリ言っているのでしょうか？それとも、ハッキリ言ってないのでしょうか？
答えは、文末で。
昔、プロレスラーになりたかった６日間がある。まだ生まれて１０年経っていない僕のこと。
７日目に山本小鉄と星野勘太郎に大声で怒られた、いいだろ。まぁ、自慢話だけどね。
道場覗き、いやん、だめん。あの年頃は我慢できない時があるでしょ。
どうしても見たい！あの衝動は、今は、ないなぁ。。。。ガックリ。。。
ピンポーン。
「おや、誰だろう？」
僕は忍び足で玄関に向かい、小声で「どなたですか・・・」そう聞いた。
「松永久秀です。」
おっと、いきなりピンチを迎えたかもしれません。。。
えっと、この人、織田信長と血縁だっけ？それとも豊臣秀吉だっけ？どっちいいいいい。。。
だけど、僕は扉を開いてしまうのだった。おおおぉおお
そして、彼をアトリエの真ん中に立たせて、軽やかに絵を描いた。
彼は満足そうに微笑んでいた。
しかし、この絵には、確実に何かを迷っている空気が漂っている。
だけど、それは非常にわかりにくいものだろう。
何せ、彼自体、迷いはないのだ。
迷いがあるのは、この絵を描いた絵描きなのだ。
ふふふ。Adieu
筒井はじめ（Tsutsui Hajime)芸術家。東京都出身。小学生の時からアート活動を開始。賞歴は６歳から始まる。手掛けるデザインはファッション界も強く結びつき、早乙女太一の着物をはじめ、数多くの女優の衣装を担当する。各界から注目されはじめ、2013年4月ロイヤルミュージアム上野の森美術館で個展を開催した。日本お地蔵さまを守る会の臨時副会長。
FaceBookアカウント：筒井はじめ
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