ロナルド・D・ムーア

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『バトルスター・ギャラクティカ』で製作総指揮を務めたロナルド・D・ムーアが、新たに手がけるファンタジーロマンス作品『Outlander』が、米Starz局でシリーズ製作されるようだ。

『Outlander』は、ダイアナ・ガバルドンが執筆し、アメリカなどで大人気となっている同名小説が原作。第二次大戦時に従軍看護婦だった女性クレアは、終戦直後、スコットランドのストーンサークルを夫とともに訪れ、18世紀にタイムスリップしてしまう。そして、夫のいる身でありながら、若き戦士ジェイミーと結婚して、新たな愛にも目覚めることに――。

原作はこれまでに7巻が刊行され、計2000万部の売り上げを誇る人気シリーズで、今年秋には第8巻が刊行予定。日本でも、ソニーマガジンズから「時の旅人クレア−アウトランダ−」などの題名で文庫版が発売されている。

米Deadlineによると、シリーズ製作決定のニュースは、原作者のガバルドンがアメリカのブックエキスポで漏らした情報がもとになっているとのこと。物語の舞台となる英スコットランドで今年10月に撮影が始まる予定で、16話分を製作するという。

『新スタートレック』『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』『ロズウェル −星の恋人たち−』、そして『ギャラクティカ』と、人気のSFドラマを数多く手がけてきたムーア。現在『Outlander』のほかにも、米Syfyに向けて『Helix』という新作ドラマの製作を進めているところだ。こちらは、北極地方の研究施設で疫病調査にたずさわる科学者チームが、人類絶滅を未然に食い止めるべく奮闘するダークスリラー作品。ここしばらくTV作品はご無沙汰だったムーアだが、久々に、彼の作品を楽しめる時期が近づいてきたようだ。(海外ドラマNAVI)



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