日本人設計の新竹駅、満100歳 “生みの親”の親族を招待

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(新竹 12日 中央社)日本統治時代の1913年に建設された台湾鉄道の新竹駅が、今年で開業100年を迎える。新竹市を挙げて行われる月末の祝賀イベントには、駅の建設・設計を手がけた日本人建築士の親族も招かれる予定だ。

新竹駅は日本人建築士、故・松崎万長氏による作品で、台湾に現存する駅の中で最も古く、後期ルネサンス・ゴシック・バロック様式などが融合した建築スタイルが特徴。

「100年前の新竹駅と出会おう」を合言葉にした祝賀イベントでは、駅100年の歩みを振り返る写真展や鉄道散策、記念音楽会などが催され、同市ではこれらイベントの開催を通じて市の観光旅行をPRしたい考え。

31日にには台湾鉄道のSL列車CK124も祝賀に“加勢”、新竹駅でその雄姿を楽しむことができる。

(写真:新竹市政府提供)