商船三井は15日、同社グループのシンガポール法人であるMOL Cape社が、資源大手リオ・ティント社との間で、20万トン級以上の大型鉱石船を対象とする期間20年の長期輸送契約を締結したと発表した。同契約に基づき、MOL Cape社は複数隻の大型ばら積み船を投入し、主に豪州産鉄鉱石の中国向け輸送に従事する予定。

 MOL Cape社は従来からシンガポールにおいて独自の営業展開を進めていたが、世界最大級の鉱山会社であるリオ・ティント社との長期契約の締結は同社の安定収益の確保に寄与し、今後の同地における事業拡大の礎をより強固なものとする。