ドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN少女たちは涙の後に何を見る?』初日舞台あいさつ

 2月1日、AKB48の2012年を追ったドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN少女たちは涙の後に何を見る?』の初日舞台あいさつがTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた。
 先日1月21日に行われた完成披露プレミア試写会では編集中となっていたシーンだが、これがAKB48の初期メンバーである板野友美さんが劇中後半で卒業を告白する内容であったことが明らかとなった。
 ファンの悲鳴が劇場内に響く中、板野友美さん1人が舞台上に登壇しファンに直接語った。「AKB48チームK板野友美です。この映画を通して、突然の発表になってしまいましたが、私、板野友美はAKB48を卒業致します。このドキュメンタリーのインタビューで去年のAKB48やメンバーのスキャンダルや、今後のAKB48そして敦子の卒業についてのインタビューを行ったんですが、インタビューの中で卒業への想いが強くなり、こういったかたちで発表させて頂くことになりました。以前から秋元先生には卒業について話はしていたのですが、インタビューの途中で本音が出ていってしまったことを秋元先生に確認したら、「わかった、いいよ」と言ってくれ、本当は編集でなくなるかもしれませんでしたが、このまま使い発表するというかたちになりました。残り少ない時間になりますが、メンバーとそしてファンの皆さんと想い出を沢山つくって残り少ない時間を頑張りたいと思っています。皆さん宜しくお願いします。」
 その後、高橋みなみ・渡辺麻友・篠田麻里子・小嶋陽菜・北原里英・横山由依・島崎遥香・菊地あやか・入山杏奈・川栄李奈・加藤玲奈、そして高橋栄樹監督がステージに登壇。直前に知らされたメンバーは、目に涙を浮かべながら登場した。
 AKB48の総監督である高橋みなみさんは「私達も先ほど本編を見て、びっくりしました。何人かは本人からAKBを卒業するという話は聞いていましたが、全員知ったのは先程あちらの控え室でともが卒業します、ということを告白してくれました。ずっと一緒にやってきたので、正直さみしいです。去年、敦子が卒業して今年はともちんなんだなと思ったら。でも彼女が決めた道ですから、最後決断を下すのは自分自身なので。彼女が前を歩くというのならば、その背中を皆でおしてあげたいなと思いますし、これからグループ皆で頑張って行きたいなと思っていますので、宜しくお願いします。」と、板野友美さんの卒業についてコメント。
 小嶋陽菜さんは「初期からずっと一緒にいたメンバーなので、卒業するのは寂しいんですけれども、私も初期からいるので卒業を考えることもあるんですが、それはすごく勇気のいることで、それを決めたともちんはすごくカッコイイなと思うので、一緒に頑張ってきた仲間として、これからも応援していきたいと思います。」
 渡辺麻友さんは「卒業というのは誰もがいつかすることだとは思うので、今回こうして板野さんが卒業を決めたんですけれども、メンバー皆で背中を押してこれからも板野さんのことを皆で応援していきたいと思いました。」
 篠田麻里子さんは「何度か本人からもそういう話も出ていたので、いつかそういう日がくるなと実感していました。やはり、さみしいですね。残された私達にとっては、ともちんやあっちゃんのように先陣きってくれたので、こちらもAKB本体として頑張っていかなきゃいけないな、と思っています。」と語った。
 また、映画の初日を迎え改めて2012年を振り返り、北原里英さんは「この映画をみて、嬉しいことも沢山あったし、悲しいことも沢山あった1年だなと思いました。そして沢山の別れもあったんですが、皆がそれぞれ前を向いて歩いているのを見ると、自分も負けていられないな、という気持ちになります。2013年もAKB48、私はSKE48としてしっかり前を向いて歩いて行きたいなと思いました。」