投手のOPS。パリーグについても見て行く。

今季のNPBの規定投球回数以上の投手について、OPSのランク。参考までに表の右端にERA=防御率とその順位を示した。パリーグ

OPS-P-PL-2012


ERAと同様、吉川光夫がトップだが、その数字が凄まじい。NPBでただ一人、OPSが4割代。2位の攝津正とは.080以上の大差になっている。

今季の吉川の投球がいかにすごかったかを示している。実は、吉川のこの数字は、NPB史上でもトップクラスである可能性が高い。

昨年のダルビッシュ有はAVG.190、OBP.230、SLG.241のOPS.471だった。また昨年の田中将大は、AVG.212、OBP.243、SLG.266のOPS.508。昨年のこの二人の投手成績は、NPB史上でも突出したものだった。恐らく、吉川の成績もそれに匹敵するはずだ。
MVPには疑問を呈したい気もするが、吉川の数字は超一級であるのは間違いない。



2位以下のOPSは、ERAの順位とよく似ている。中で、岸がERAの割にOPSが上位であることが分かる。
田中はERAは1点台だが、OPSを見ると昨年よりもかなり落ちている。

ダルビッシュ、杉内、和田、ホールトンが抜けたことで、セパの投手のレベルは均衡化されたことがこのデータでもわかる。

次はMLBも見てみよう。

クラシックSTATS鑑賞もご覧ください!今日は8時半の男。
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