「プリキュア」シリーズ累計観客動員数が1000万人をお祝いしにスマイルプリキュア!が駆けつけてくれたよ

写真拡大 (全5枚)

10月27日に全国公開された「映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」

10月27〜28日(土日)の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)によると、公開たちまち首位を獲得(動員17万3283人、興収1億9279万2900円)!

劇場映画週間ランキング(2012年11月05日 付 興行通信社調べ)でも1位!

そしてこの11月、「プリキュア」シリーズ累計観客動員数が1000万人を達成しそうだ(歴代の動員数データは関連画像からドウゾ)!


2005年、「映画 ふたりはプリキュア Max Heart」からはじまった「劇場版プリキュア」。現在、秋公開のテレビシリーズ映画と、3月公開のプリキュアオールスターズ映画の、年2本体制になっている。
エキレビ!でも毎回映画取材をしているのだけど、「あれ、もうプリキュア映画の時期?」と、いつも思う。制作現場はどのくらい大変なのだろう。
現場から「半年で1本なんてオカシイヨー!」という声を聞いたこともある。いやいや、毎回楽しませてもらっています! ずっとこの情熱を追いかけていきたいです。

いままでの最高順位は、「映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪」(08年)、「映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」(10年)、「映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー・・・ですか!?」(10年)の初登場2位。
週間ランキング1位はシリーズ8年目、劇場版13作品の歴史のなかで、史上初の快挙。どれだけ嬉しいことか。


観客動員1000万人を記念して、10日(土)、ワーナー・マイカル・シネマズ浦和美園で「1000万人ありがとう!記念イベント」が開催。
会場にはキュアハッピー、キュアサニー、キュアピース、キュアマーチ、キュアビューティが駆けつけた。「満開*スマイル!」を踊る「スマイルプリキュア!」たちに、子どもたちは大はしゃぎ。

しかし、なんで浦和美園でやっているのだろう。
いつも舞台挨拶をやっている新宿バルト9や、東映アニメーションがある大泉学園のT・ジョイ大泉じゃないのか……?
ポップコーンのにおいの漂うロビーのなか、「映画 スマイルプリキュア!」を手がけた長谷川昌也プロデューサーを発見!
「浦和美園が日本で一番、プリキュアの前売り券が売れている映画館なんですよ」

なるほどー、そして浦和美園といえば、「スマイルプリキュア!」「映画 プリキュアオールスターズDX」シリーズの大塚隆史監督が、「DX3」冒頭にあるショッピングモールは、浦和美園を参考にしたとツイッターで言っていた(あと、イオンレイクタウンとフィリピンのモール・オブ・アジア)。
そっかー、浦和美園は「プリキュア」の聖地でもあったのだ。


パネルの前で写真を撮る子どもたちを眺めていたら、ベンチに座っている迫力のある姿を発見した。
「フレッシュプリキュア!」から「プリキュア」テレビシリーズのプロデューサーを務めている梅澤淳稔さんではないか。
「今回ではじめて1位を取れたので、毎回続けて1位を取っていきたいですね」と、満開スマイル。
「いまは次の映画のことで頭がいっぱいです。こっちも負けずにがんばりたいです!」。おお、気合いだー!


今回はぜひ宣伝側の人に話を聞いてみたいと申し込んだところ、東映株式会社映画宣伝部のヨシダさんが、イベント終了後、「朝ごはんでもごいっしょしましょう」と誘ってくれた。

――ランキング1位と、観客動員1000万人おめでとうございます!
ヨシダ ありがとうございます! 今回、はじまる前は、昨年の「映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪ 」(2011年10月公開)とほとんど同じ動きだったんですよ。
――同じ動き?
ヨシダ 前売り券ですね。「映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」は約20万枚。
――20万枚って前売りとしてはどういう数字なんでしょうか。
ヨシダ 私が以前担当していた某実写映画では1000枚前後でした。割とそんなものなんですよ。「プリキュア」は親子ペア券もありますし、前売り特典のミニバッグが付いてきますからね。

――「プリキュア」にはいつから関わっているんですか?
ヨシダ 「映画 ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー・・・ですか!?」(2010年10月公開)からです。
――そうなんですか! エキレビ!がはじめて映画取材をやらせていただいたのが「ハートキャッチ」からなんですよ。同期っぽいですよね。
ヨシダ あら! それは奇遇ですね。JALさんと「羽田から行く花の都パリ6・7・8日間」という、劇中でプリキュアたちが訪れた場所をめぐるツアーイベントを展開したり。
――最初から大変でしたね。
ヨシダ うーん、はじめてなのでこういうものなのかな、と思ってました(笑)。

――「映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち」(2012年3月公開)は舞台が横浜でした。そこで、横浜博物館前に設置されたひな壇に、プリキュアが28人勢ぞろいしましたね。
ヨシダ そう! 28人集合したのはこのときがはじめてなんですよ! 世界に一台しかないプリキュアラッピングバスが横浜を走り回ったり、スタンプラリーを街中に設置したり……いろいろやりましたね。

――毎回、映画のテーマに合わせていろいろなイベントを考えられる。宣伝って大変ですよね。
ヨシダ 楽しいですよ。音楽がテーマだった去年の「映画 スイートプリキュア♪ 」。完成披露試写会で早稲田大学交響楽団にオーケストラ演奏をしていただきました。
――今回「スマイルプリキュア!」は笑顔がテーマですね。完成披露試写会も初日舞台挨拶も子どもたちが笑顔いっぱいでした。今日もみんな笑顔で踊っていましたねー。
ヨシダ (笑顔で)ありがとうございます!
――ほかの映画と比べて「プリキュア」の宣伝ってどういうものなんでしょう。
ヨシダ まず、大変と思ったことは一度もないですね。私自身「プリキュア」が大好き。梅澤淳稔プロデューサーや鷲尾天プロデューサーをはじめ、スタッフはみなさん「プリキュア」に愛情を持っています。いつも、「どうやったら『プリキュア』がもっとよいものになるか」「子どもたちはどうしたら喜ぶか」という話をしているんですよ。

終始熱いヨシダさん。
宣伝担当だからってだけじゃないと思う。呆れるほど全力で「プリキュア」のことを考えているという印象を受けた。この人もまたプリキュアシンドロームなんだなあと実感。

「プリキュア」シリーズは来年で10周年。3月には「映画 プリキュアオールスターズNewStage2」の公開も控えている。映画もイベント、楽しみにしていますよ!
(加藤レイズナ)