ドイツ誌が香川の移籍に言及「スターになる可能性を秘めた選手」

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　プレミアリーグへの移籍が噂されているドルトムントの日本代表MF香川真司について、ドイツ誌『キッカー』は同選手の移籍が濃厚であることを伝えている。

　同誌は「ドイツカップ決勝のプレーが、ドルトムントでのラストダンスになるのでは？」と香川の移籍について言及。現在、移籍先としてマンチェスター・Uやアーセナルなどのチーム名が挙がっているが、「移籍金は最低でも1500万ユーロ（約15億円）になると見込まれており、ドルトムントがセレッソに支払った金額の約43倍の値段になる」とし、「一部の楽観的な人間以外は、香川の契約延長はないと考えているだろう」と残留する可能性は極めて低いと説明した。

　しかし、「ファンからの愛情を一身に受ける香川が移籍の判断を下すことは簡単なことではない」とも分析しており、昨シーズン、ブンデスMVPに輝きレアル・マドリードに移籍しながらも、出場機会を与えられていないヌリ・シャヒンを例に挙げ、移籍の難しさを説いている。

　それでも、「ドイツカップ決勝で見せたパフォーマンスは、視察に訪れたアレックス・ファーガソン監督の獲得意欲を損わせるものではない」とし、「この日本人選手はスターとなるポテンシャルを秘めている」と締めくくっている。

[写真]=ムツ カワモリ