立川「第一デパート」閉館 跡地は駅直結の複合ビル

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 東京・立川駅北口に位置する商業施設「第一デパート」が、5月15日に閉館する。周辺跡地には、地下1階、地上32階の複合ビルを建設予定。1階と3階から5階に商業施設が入居し、現段階では「ヤマダ電気」の出店が決定している。駅直結の施設として立川市の玄関口にふさわしいランドマークとなることを目指す。 立川北口の再開発の画像を拡大

 「第一デパート」は、1966年7月に80のテナントと共に開業した商業施設。現在は地上6階、地下1階の7フロアにパスタ・カレーなどの飲食店「サンモリノ」、ホビーショップ「コトブキヤ」、コミックに特化した「オリオン書房」など、全25テナントが入居。閉館理由は、立川駅北口西地区の再開発と建物の老朽化によるもの。館内では、15日まで閉店セールを実施中。 新しく誕生する複合ビルの敷地面積は約5,900?で、高さは約130メートル。業務施設や住宅、駐車場・駐輪場等で構成され、商業施設は全4フロアを占める。1階には地元商店街の店舗が3、4店舗入り、3階から5階に「ヤマダ電気」が出店する予定。JR立川駅西側新自由通路と接続する公開広場(約900?)の整備や立川駅北口駅前の歩行者専用デッキとの接続などで、来街者等の利便性や回遊性の向上につなげる。竣工は2016年3月末を予定しており、商業施設部分のオープンはさらに1〜2ヶ月後になる見通し。