若手俳優の中では人気・実力ともにトップクラスであろう、三浦春馬(21)。7歳で子役としてデビュー、10代で映画や連続ドラマの主役を演じ、瞬く間に人気俳優の仲間入りを果たした。そんな彼にも「俳優をやめたい。」と、悩み苦しんでいた時期があったのだ。

2月5日放送の『ホンネ日和』(TBS系)で、三浦春馬は兄のように慕う寺脇康文(49)と対談し、役者として自信を無くし苦悩した日々について語った。

2009年10月から12月まで放映されたドラマ『サムライ・ハイスクール』(日本テレビ系)、翌年2010年1月から3月まで放映されたドラマ『ブラッディ・マンデイ Season2』(TBS系)と、若手俳優としては異例である2クール続けての主演となった三浦。この2つのドラマの厳しい日程での撮影が、彼を精神的に追い詰め、失意のどん底に陥れたようだ。

『サムライ・ハイスクール』撮影時、今までに感じたことの無い疲労感に襲われたそうだ。主演としてずっと出ずっぱりのドラマで、あまりの忙しさに「自分の許容範囲を超えてしまった。」と語る。そしてある日ドラマの撮影が休憩に入り楽屋に戻った時、突然に三浦は携帯で“農業学校”の検索を始めたという。「役者をやめて俺は農業の道に行こう。」その時の精神状態は自分でも説明がつかないだろう。「とにかく今の状態から逃げ出したい、故郷(茨城)へ戻りたい。」この一心だったのだ。この時は母親に説得され思い止まったものの、すっかり俳優として自信が無くなってしまったらしい。

続いての『ブラッディ・マンデイ Season2』の撮影では、全く台詞を覚えられずに現場に入ったことがあった。すると監督から「おまえ座長(主役)なんだからさ。」とこっ酷く怒られたそうだ。すると今まで話を聞いていた寺脇康文(49)が、「主役の仕事って現場の空気を作るのも、責任があるんだよね。」と優しく諭す。三浦は内向的で人とかかわるのが苦手だったといい、現場のことまで考えていなかった。しかし監督に怒られ、「なんて自分は、無責任だったんだろう。」と泣いて猛反省したそうだ。このことを機に三浦は“芝居で主役を担うこと”の意味を理解し、精神的に強くなることができたという。まだ21歳と若い三浦だが、どん底を経験し乗り越えられたことによって、主役を演じることに対する精神的な強さや責任感が生まれ、役者として大きく成長できたことを自ら実感しているようだ。対談の最後に三浦は「将来、地球ゴージャス(寺脇と岸谷五朗による演劇ユニット)を継がせてください。」と真面目にお願いしていた。逞しくなった三浦の言葉に思わず目を細める、寺脇であった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)