インテルは7日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ最終節で、CSKAモスクワと対戦する。すでにグループ首位での決勝トーナメント進出を決めており、インテルにとっては消化試合だが、クラウディオ・ラニエリ監督はチームの気を引き締めた。

「チームは結果を気にせずに戦うと言った。だがだからこそ、ウディネーゼ戦の敗北からの素晴らしい立ち直りを求めるとも伝えたよ。選手たちはやれると確信している。それに勝てばクラブにはお金が入ってくるし、UEFAランキングを維持することにもつながる。こういうことも考えないと、我々は(CLに出場できる)チームを失うことになるんだ」

「チームは心身ともに答えを見せている。ウディネーゼ戦に勝っていれば、“チップ”が切り替わっていたはずだと確信しているよ。最初の総括はこれらの試合が終わってからだ。我々は倒れてしまったが、すぐに立ち上がるはずだよ。(マッシモ・)モラッティ会長とは話していない。だが、クラブは十分に落ち着いている。我々は自分たちがやっていることを理解しているし、簡単な1年じゃないことも分かっている」

「決勝トーナメントでイングランド勢と対戦したら? 私は何も望んでいないよ。チームが良い調子で大事なときを迎えられるようにと望んでいる。相手の名前は関係ない。大事なのは、自分たちが準備を整えておくことだ。それが選手としても監督としても、ずっと私の哲学だった」

「CL制覇が目標? 今はほかに準備すべきことがある。スクデット? 私がポジティブなのは変わらない。私は明日のことを話す。常に上を見ているよ。補強? それについては話さない。とても難しいことで、先にそれについて話すのは常に不都合なものだ」

リーグ戦に向けてインテルは重要な選手たちが復帰に向かいつつある。

「(ヴェスレイ・)スナイデルとマイコンは次のフィオレンティーナ戦で起用できるはずだ。(ディエゴ・)フォルランは少し足が重いだろう。大きなケガだったからね。1カ月前にプレーすることもあり得たが、まだ筋肉がついていない。彼は常に用意ができていると言うが、私は鎖で彼をつないでおかなければならない。理由は説明する」

「ウディネーゼ戦? 我々はキツい一発を食らった。良い試合をし、良い結果を残せると確信していたんだが、残念ながらそうはならなかった。正しい方向へ船を向けていくために、さらに仕事をしていこう」