日経HRの「転職意識に関するアンケート」によると、転職の動機が年代によって異なることが分かった。30代までは「年収アップ」、40代以上は「会社の先行き不安」が最も多い。

　同社が運営する転職情報サイトの会員に転職の動機（複数回答）を聞いたところ、「年収を上げたい」（39％）、「会社の先行きが厳しく不安なため」（37％）、「会社の体質が自分に合わない」（32％）が上位に入った。

　これを年代別に見ると、20代と30代は「年収を上げたい」（20代47％、30代49％）、40代と50代は「会社の先行きが厳しく不安なため」（40代41％、50代41％）が最も多い回答となった。

　転職で最も重視するのは、「仕事内容」（55％）が最も多く、20〜50代のいずれの年代でもトップとなっている。

　今後半年間（11年11月〜12月5月）の求人状況については、「期待できる」（15％）、「まあまあ期待できる」（17％）、「あまり期待できない」（40％）、「期待できない」（15％）、「わからない」（13％）で、厳しい見通しを持つ人が多い一方、3カ月以内の転職を希望する人が6割となっている。

　調査は、10月に、転職情報サイト「日経キャリアNET」会員を対象に実施し、1442人から回答を得た。

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