【エンタがビタミン♪】「練習しないと笑えなかった」。“人間不信の塊”だった宇梶剛士。
「自分の誕生日を祝ってもらうなんて、人生で初めてでした。」と、結婚してから経験した色々な家庭行事に感動したという俳優の宇梶剛士(49)。中学1年で家を飛び出した宇梶だが、幼い頃の彼の家庭はけして居心地の良いものではなかったようだ。
9月21日放送の『はなまるマーケット』(TBS系)の“はなまるカフェ”のゲストで登場した宇梶剛士に対し、司会の薬丸裕英は「今でも、宇梶さんに会うと身構えてしまう。」と笑いながら語る。高校(定時制)で薬丸と宇梶は一緒だったことがあり、「年上で背が高くて(190センチ)、鋭い目つきで怖かったんです。」そのイメージが今でも離れないらしい。薬丸と一緒だった高校は宇梶にとって3校目で、今までの荒れた生活を抜け出し新たなスタートを始めた頃であった。
生まれ変わる決心をして役者を目指した宇梶だったが、人を信じられなくなっていた彼の顔には笑顔が無くいつも思いつめた表情だったという。役者として彼を見出した美輪明宏から、「笑う練習をしなさい。笑顔の無い人間に人は集まってこないわよ。」とアドバイスされたが、全く笑顔ができなかったという宇梶。鏡を見て何度練習しても、顔が引きつって笑顔にならなかった。それほど長い間、彼は笑っていなかったのだ。
宇梶は自身のふたりの子どもには声を荒げたことも、ダメと言ったことも無いそうだ。彼は「ダメ。」の一言で理由を言わずに立ち塞がる大人に対して、子どもの頃から嫌悪感を抱いていたという。言葉だけで抑えつけられたのは、幼い頃だけ。体が大きくなった宇梶は力ずくでやりたいことを押し通すようになり、「何故やってはいけないのか。」を学ぶことはなく成長してしまった。この自身の経験から、「子どもの言い分を頭から否定するのではなく、親子で徹底的に話し合う。」ことを子育てのモットーにしていると語る。現在26歳の長男が高校を辞めたいと言い出したときも、「何故辞めたいのか。」「辞めて何をするのか。」「今仕事をしたら、どれくらい稼げるのか。」などを何時間も話し合ったそうだ。そして長男は納得して、また高校に通いだしたという。
宇梶は壮絶な過去の自分を隠そうともしないし、自ら進んで語ることも無い。聞かれれば淡々と話すぐらいである。芸能界に入り錦野旦や美輪明宏、そして菅原文太と大先輩との良い出会いがあり、彼らの期待に応えようと努力を重ねたことで、今の役者としての宇梶剛士がある。「ありがとう」の言葉を大切にしている彼は、今では自然に笑顔で言えるようになったという。10歳の娘にも笑顔で「ありがとう」と、たくさん言える大人になって欲しいそうだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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