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それは体の深部、まさに辛いところまでしっかり届いていく刺激。専門家たちは、鍼による刺激を、不快な感覚を表す“痛み”ではなく、有効な刺激を意味する“響き”と呼んでいる。ズーンと身体の奥まで響いていくような、この独特の“響き”を生むのが鍼灸だ。長年にわたり東洋で、体内に直接かつ安全に響きを届けることの出来る唯一の方法として用いられてきた療法である。

健康の上に成り立つ自然美を追求

東洋の伝統療法なかでも代表格だが、「日本ではわずか15%ほどの人しか、鍼灸に親しんでいないというデータがある」と話すのは、東麻布の「YOJO SPA」オーナーで、「東方健美 東京美容鍼灸センター」センター長である北川毅先生だ。

「肩や首のこり、腰痛など、多くの人が抱える悩みにダイレクトに働きかけることができるため、もっと広くその素晴らしさを知って欲しい」と鍼灸の啓蒙活動にも熱心な先生は、海外でも知られた美容鍼灸の第一人者。「美容と健康は表裏一体です。鍼灸の発祥地である中国では、古代より美容は健康や長寿と密接に関係しているとされ、“人間の美は健康を基礎として成り立つものである”と考えられてきました。中医学には美容に関連する要素もあり、健康の上に成り立つ自然美を追求するために、医療の一部として実践され発展してきたのです。宮廷美容に関する文献も遺されています。こういった伝統医学の知識と技術を、美容目的の施術に積極的に応用したのが美容鍼灸なのです」

先生によると、体調を整えるために受ける鍼灸と、美容のために受ける鍼灸は、あくまでも主目的の違いでしかないという。「美容鍼灸のコンセプトは、鍼灸の理論と手法を用いて、心身の健康を維持増進し、回復し、健康に基づく美を獲得すること。主に、顔の整形や痩身を目的に行います。ただし、肩こりの治療でニキビが消えたり、美容目的で通っていても肩こりが解消されたりというのが鍼灸の素晴らしいところですね」

本来持っている自然治癒力に働きかける、美容鍼灸の実力と効果
顔や皮膚など表面に現れる症状の美容を目的とした改善と、体質や体調といった根本の改善という2つの目的を掲げ、それを同時に治療していくのが美容鍼灸の醍醐味。その醍醐味を安心して味わえるのが、鍼灸の既存イメージを覆す居心地の良い空間も魅力の「東方健美 東京美容鍼灸センター」だ。



顔への美容鍼灸と、首〜頭部調整を行う北川式美容鍼灸のスペシャルコース(60分/15,750円)は特におすすめ。すべてのコースが問診とカウンセリングからスタートする。症状と要望について話し合い、個人の状態に合わせて健康・美容に効果のある顔面部の経穴(ツボ)を中心に鍼灸を施し、身体が本来持っている自然治癒力に働きかけていく。実際に体験してみると、一度の施術で大きな変化を実感できることに驚くだろう。顔面部に100〜200本程度の針を打ち、15分から20分程度おくことで、施術直後からリフトアップ効果、むくみやくまの解消を、翌日からは肌のハリや柔軟性、保湿力のアップ、さらには数週間にも渡る変化の持続を体験できる。「針を刺すことで、肌には目に見えない微細な傷が生じます。それに対する皮膚の修復作用がコラーゲンの生成を促すなどの美容効果を生んでいると考えられます。こういった自然治癒力によるものは、他では得ることのできないもの。この効果を継続させるのには、はじめは集中的に1週間おきの施術を5〜6回受け、その後、月に1〜2回の頻度でメンテナンスを行うのが理想的。続けていくうちに自然治癒力もアップしてきます。薬ではないので、慣れてきて効果が低くなることがないのも鍼灸の特徴です」と北川先生。

スペシャルコースでは、顔への施術だけでなく、顔に近い首・肩への施術も行われるので、血流が良くなり顔色が驚くほど変わるうえ、体調も良くなるという嬉しい効果も手に入る。「東洋医学の考え方では、気・血の流れを整え、体全体を整えることが、美の基礎になる。パソコンや携帯の使いすぎ、ストレスなどで、目、肩、腰がガチガチなら、そこを鍼灸で治すことで元気になれば、それだけで顔は変わっていきますよ」

ピンポイントで目的の箇所に働きかける、劇的な効果
しかも、薬剤を体内に入れたり、機器を用いたりする美容外科的施術とは異なる極めてナチュラルな治療というのも嬉しい限りだ。長年、東洋で続けられてきた伝統療法ということもあり、知れば知るほど安心感は高くなる。それでも、未経験の女性たちにとって、顔に鍼を打つことには一抹の不安が残るかもしれない。そんな不安を解消するために、北川先生たちは一昨年、一般社団法人 日本美容鍼灸協会を設立。施術には、事前に利点とリスクに関する説明を十分に行う、ディスポーザブル針を使用することなどのガイドライン作りを行い、安全で効果の高い美容鍼灸を実践するための啓蒙活動、さらには後進の育成にも努めている。

また、安全で安心な施術のために、先生が特に気を配っているのが、施術前の説明だ。
「美容鍼灸は副作用や過誤による事故の危険性が極めて少なく、安心して受けられる美容施術。現在は針の製造技術の進歩もあり、激しい痛みを伴うことはなくなりました。それでも、痛みの感じ方には個人差があります。にもかかわらず“痛くない”と伝えることは、正しいこととは言えないでしょう。また、針を刺すことで皮膚、毛細血管、筋肉に微細な傷が生じ、出血や皮下出血、それに伴い青あざが生じる可能性があります。これは、施術の過誤によるものではなく、生体の正常な反応で、予測不可能な現象なので、避けることはできません。もちろん、あざになった場合でも、個人差はありますが1週間から数週間で必ず消え、痕を残すことはありません。一過性の青あざが生じる可能性をあらかじめ御理解いただき、施術を行うことになります。このリスクを説明することが、安全、安心な美容鍼灸への理解を深めることに繋がっているのです」

世界が認めた、究極のアンチエイジング
短時間で劇的な効果を生む多くの美容施術に、より高いリスクが伴うことを考えると、これはローリスクともいえるだろう。実際のところ、リスクに敏感な海外の人々が積極的に北川式健康美容鍼灸を行っていると聞けば、より納得できるに違いない。



北川先生は、タイのホアヒンにあるチバソム・インターナショナル・ヘルスリゾートでゲスト・コンサルタントを務めている。「チバソム」は、英国の「コンデナスト・トラベラー」の読者投票で過去10年間にわたりトップ3に選ばれ、米国の「トラベル+レジャー」で“ワールド・ベスト・デスティネーション・スパ”に選ばれた経験も持ち、権威ある旅行各誌で高い評価を得ているアジア最高級とされるリゾート・スパだ。主な顧客は欧米の富裕層で、約6割がリピーターだという。デヴィッド・ベッカムやナオミ・キャンベルなどセレブリティも贔屓にしているこのスパで、日本発の美容鍼灸を“Biyoshinkyu”として広めているのが北川先生なのだ。顧客の中には、当然ながら美容感度の高い人が多く、すでにボトックスやレーザーといった美容外科分野の施術を体験している人も少なくない。美容鍼灸への知識や期待度も高いのだという。美への感度が高い人々からも受け入れられた理由について北川先生は、「効果はもとより、やはり、日本というブランドが持つ信頼性を実感しています」と話す。「日本人が持つ誠実さ、安全性の高い世界最高峰の使い捨て鍼の使用、手先の器用さが海外で認められている。これほど信頼される国は他にあるでしょうか。“日本人の仕事”に対する評価は、鍼灸の分野においても例外ではないのです」

北川式美容鍼灸は、本場・中国や美容大国・韓国でもすでに話題となり、著書の翻訳も行われている。アジア最高のスパ・リゾートでは先生の施術を目的に訪れる人も増加中だ。一足先に海外で、美の探究者たちを魅了している北川式健康美容鍼灸。世界が認めるそのチカラを、ぜひ一度実感してみて欲しい。

東方健美 東京美容鍼灸センター
東京都港区東麻布3−8−10 バーリータワーズ10F
東京メトロ南北線、都営地下鉄大江戸線、麻布十番駅6番出口
営業時間:9:00〜23:00(完全予約制)
ご予約・お問い合わせは 03-3585-2511


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