3000本安打の大記録が目前となっているヤンキースのデレク・ジーター遊撃手が3ヶ月ぶりにフィールドに戻ってきた(7月5日付ESPN)。 

 6月13日に右ふくらはぎを痛めて戦列を離れていたジーターが、月曜日にクリーヴランドで行われたインディアンズ戦で復帰した。4打数無安打に終わったジーターは「3週間ぶりだったので、少し緊張した。野球選手にとって3週間というのは長いブランクだ」と試合後に述べた。

 試合前、ジーターは会見に臨み、オールスター戦に選出されたことについて「前半の成績には満足していないが、ファンに選んでもらえてうれしく思う」と語った。

 3000安打については「3週間も休んでいて、その間は記録のことは考えなかった。とにかく復帰することだけを考えて、リハビリに努めた」と述べ、オールスター前に達成できるかどうかはわからないが、できるなら木曜日からヤンキー・スタジアムで行われるレイズとの4連戦で打ちたいと明かした。

 ジーターが負傷した試合の終了時点で、ヤンキースは36勝28敗でレッドソックスに2½ゲーム差の2位だったが、キャプテン不在中の18試合に14勝し、アメリカンリーグ東地区の首位に返り咲いた。ジーターがいない間のほうが勝率がよかったことについて、ジーターは「18試合に全勝してほしかったぐらいだ。好調が続けばいいと思っている」と述べ、年齢による衰えが指摘されていることについては「だれかになにかを証明するためにプレーしているわけじゃない。チームの勝利に貢献するだけだ」と語った。