ジョディ・フォスターが女優を引退！「今後は監督業に専念」
ジョディは現在、監督と主演の2役を務める最新作『ザ・ビーバー（原題）』をプロモーション中だが、スクリーンで彼女の名演を目にするのはこれを最後にしばらくの間お預けとなりそうだ。
『羊たちの沈黙』や『リトルマン・テイト』といった秀作に出演するかたわら1986年からプロデューサーおよび監督としても地道に活動してきたジョディは、近年にも数多くの映画に女優として出演してきたものの、今後は監督としてのキャリアに専念して行きたいと言う。
また、典型的なハリウッド大作よりインディー系の小作品を好む理由についてジョディは、シリアスなドラマとコメディの要素を絶妙なタッチで混ぜ合わせた自身の新作を例として挙げた上で、リスクを伴う題材に取り組む醍醐味は格別だと語る。
『ザ・ビーバー』はメル・ギブソン（Mel Gibson）演じる重度のうつ病を抱えた中年男がビーバーのパペットを通して周囲の人々とコミュニケーションを図ることにより徐々に立ち直って行く様を描いた問題作だが、ジョディは万人向けの映画ではないことを承知であえてこの題材を選んだと認める。
「こういった映画は決して一般的な娯楽作品とは呼べないし、すべての観客向きだとは思っていないわ。気に入らない人もたくさん居るでしょうし、シリアスな題材が軽妙なタッチで描かれていることに抵抗を示す人たちも居るかもしれない。でもそれは仕方のないことだと思っているの」
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