1974年に日本で初めて「がん保険」を発売したアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)は、「がん」という言葉が忌み嫌われる時代からがん保険を販売し続けている会社である。その後、がん保険の契約件数で日本一となり、現在、がん保険の給付金をもっとも多く支払っている会社でもある。同社商品開発部商品開発第二課副長の中村佳子氏は、「お客さまからの要請を、一つ一つ汲み上げて形にした結晶が当社のがん保険」という。

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 1974年に日本で初めて「がん保険」を発売したアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)は、「がん」という言葉が忌み嫌われる時代からがん保険を販売し続けている会社である。その後、がん保険の契約件数で日本一となり、現在、がん保険の給付金をもっとも多く支払っている会社でもある。同社商品開発部商品開発第二課副長の中村佳子氏は、「お客さまからの要請を、一つ一つ汲み上げて形にした結晶が当社のがん保険」という。

――最新のがん治療の進歩が保険商品に反映されていると?

 永らく「不治の病」といわれてきたがんは、医学の進歩により「治す時代」になったといえます。たとえば、胃がんの5年相対生存率は62.1%、乳がんでは85.5%になっています。(地域がん登録における5年相対生存率 財団法人がん研究振興財団「がんの統計‘09」より)がん保険の保障内容も、「治すための保障」を手厚くしています。

 たとえば、「特定治療通院給付金」は、特定のがん治療(放射線治療・抗がん剤治療・ホルモン療法)を受けるために通院した場合に給付金を支払います。最近では、がんの摘出手術などを実施する前に、通院による抗がん剤治療などで予めがんを小さくした上で手術することがあります。また、通院だけで治療するケースもあります。従来の保険が、入院ありきで作られていたものを、最近の医療技術の進歩に合わせてリニューアルして通院治療にも手厚く保障しました。

 また、がんと診断されてから2年目以降に再発の有無にかかわらず給付年金を支払う「ライフサポート年金」を導入しています。これは、がんの手術などを受けた場合、たとえ再発していなくても、術後に定期検診に通ったり、サプリメントの服用を始めたりなど、再発防止のための様々な手当てをなさるために自由な資金としてご利用いただいています。

――女性のみに付加できる特約を作った理由は?

 お客さまの声を聞く中で、女性特約を商品化する必要性を感じました。たとえば、「乳房再建給付金」は、乳がんの治療のために乳房を切除された女性の乳房再建術の費用に使っていただけます。これは、がんで乳房を切除した女性が、「治療にお金がかかるのに、加えて乳房を再建する費用はかけられない」など、乳房再建を遠慮なさるケースがあるとお聞きしました。乳房再建のための給付金と目的がはっきりしているため、ご自分のために給付金をお使いいただくことができ、「ご家族やお友達と一緒に温泉旅行を楽しみたい」といったお声にお応えできるのではないかと考えています。

――がん患者の悩みや不安に応えるがん専門相談サービスに反響が大きいと?

 がん患者専門のカウンセラーによる訪問面談サービスや専門医をご案内するサービスを(株)法研を通じて提供しています。サービスの利用状況をみると、面談には、家族が同席するケースが5割を超え、家族のみで同席されるケースを含めると77%のケースで家族が係わっています。がんは罹患した本人のみならず家族みんなの問題であることがわかります。

 また、相談内容から見えてくるのは、担当医師とのより良いコミュニケーションを望む声が強いことです。がんの本人告知は一般的になってきているようですが、やはり、がん告知を受けると1〜2週間にわたって精神的に動揺する傾向があります。「医師の説明を覚えていない」「医師に指示された治療をそのまま聞き入れてしまった」ことからその後の治療に不安を抱えるケースも少なくありません。このような場合、病状や治療法について客観的なデータや医学的専門知識を得ることで、病気への理解を深めながらがん罹患という現実を冷静に受け止め、担当医師との信頼関係を取り戻したという報告もあります。

 たとえば、乳がんを宣告された50代の女性が、抗がん剤治療中に、医師から標準治療である乳房の切除手術を提案されたものの、乳房を切除しない内視鏡手術が選択可能かどうかと相談を受けたケースがあります。ご家族も同席しての相談でした。その時、カウンセラーは、内視鏡手術と標準治療それぞれのメリット・デメリットを伝え、併せて手術前に抗がん剤治療を行っている理由を解説しました。そうすると、患者は今まで家族には遠慮していて言えなかった治療の辛さや、副作用で家事ができないもどかしさを吐露。同席した家族が患者の思いを知り、カウンセラーからは患者さんの苦痛を減らすために家族ができるサポート等についてアドバイスを行いました。この結果、主治医とのコミュニケーションも円滑に進むようになり、家族も一丸となって病気に立ち向かうよう絆が深まったということでした。

 がんは、日本人の死因の一位という現実があります。当社では、がんに対する不安と向き合われているお客さまからのお問い合わせに一件一件、真摯に対応するように心がけています。一つ一つの対応もがん保険という商品の一部だと考えているからです。(編集担当:風間浩)



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