W杯本番直前の練習試合、コートジボワール戦は、いろいろな意味で残念な、ひどい試合だった。
この時期になって、チームは今、明らかに混乱しているし、選手たちは動揺している。それが手に取るようにわかる内容だったね。

イングランド戦に続き、このレベルの強い相手と戦い慣れていないことがまさに浮き彫りになった。ホームで幾度となく繰り返してきた親善試合は、残念ながら何の意味も成さなかったということだ。チーム内のことに限らず、協会も含めて、これまでの強化のやり方が間違っていたというのが証明されたんだ。4年間いったい何をやってきたのか。
何度この台詞を言ったかわからないけど、今の状況は、「なるようになっただけ」と思わずにはいられない。

90分を終えた後に45分のゲームもやったようだけど、この大事な時期の練習試合に登録外の大学生を使う意味も理解できない。しかも皮肉にもその大学生がほしくてたまらないゴールを決めた。
将来のためにということだが、そのせいで目先のことがおろそかになり、結果的にどちらも中途半端という印象だ。国際的に見て、やっていることが未熟だと思うよ。

つまりこの状態が、世界に出たときの今の日本サッカーの姿だ。これは紛れもない事実。この現実から目をそらしてはいけない。今はただ本来の差が見えているだけであって、3連敗して当たり前。そう思えば、期待も持てる。健全な期待とは言えないけれどね。(了)