南アW杯開幕まで1週間を切り、多くの代表チームが南アフリカ入りをしているが、第1試合目が遅いスペイン代表は、火曜日に国内で壮行試合となる対ポーランド代表との試合を終えてから南アフリカ入りする予定だ。

 親善試合2試合を戦い、サウジアラビア代表と韓国代表に連勝。全ての選手を起用し本番に向け少しずつコンディションを上げるスペイン代表。優勝候補と言われているが、スペイン国内でもその期待は高まっている。

 スペインのテレビ局“La Sexta”のアンケートで優勝国について、83.4%の人がスペイン代表優勝に期待を寄せた。続いてブラジル代表が7.6%、アルゼンチン代表が6.3%と圧倒的な結果となった。

 今大会で活躍する選手としては36.9%がメッシ、17.5%がC・ロナウドの大会になると予想。ビジャ、カシージャス、シャビ・アロンソ、フェルナンド・トーレスがこれに続いた。

 国民の期待もいつも以上に高まっている中、スペイン代表は念願のW杯優勝に辿り着けるのか。自治州で分かれ、文化背景の違う選手達の集まりで団結力に欠ける代表として今までは勝負弱いチームという印象があったが、2008年にユーロの優勝からそのまま好調を維持。黄金世代が歴史を変えようとしている。怪我人さえ出さなければその可能性は大いにあるだろう。

(スペイン通信)