――9月9日には、DVD「タカアンドトシ 単独ライブin日本青年館 勝手に!M−1グランプリ」もリリースされましたが、そちらの見どころも教えてください。

タカ:3年ぶりの新作漫才が12本入っていますし、イベントを通して、物語になっています。

トシ:我々だけでやった、「M−1グランプリ」になっていますから。

タカ:どのコンビが優勝するのか予想しながら見ていただきたいですね。

――特に、お気に入りのコンビは?

タカ:僕は、「ジージーマゴマゴ」っていう爺さんと孫のコンビがいるんですけれども、なかなかいいネタやっていますからね。ぜひ見ていただきたいです。

トシ:僕は、「姫かぐや」っていう歌モノのコンビですね。

タカ:そっちの方をCD発売して欲しかったですけれども。

――DVDには、プロモーションビデオ風の映像も入っていますね。

トシ:まさか撮られるとは知らず、髭も剃らずに行ったところ、「プロモーション撮影も兼ねてます」と言われました。

――今後、お気に入りのコンビが、また復活して、どこかに登場する可能性もあるのでしょうか。

タカ:そうですね。リクエストがあれば。エンタ(日本テレビ系「エンタの神様」)辺りなんかはいけるんじゃないかなと思ってますけどね。

――たくさんのコンビのネタをやっていましたが、ネタ作りの方法は?

タカ:二人で本社の会議室を借りて、「さあ、作ろうか」って作りますね。街を歩いていて、パッと浮かんで、とかではないです。その目的に応じてですけれどもね。例えば、今度テレビで新ネタやらなきゃいけないってなった場合は、6月なら6月の話題から入って、とかそんな感じですね。

――主に、どちらが書くのですか?

タカ:二人で考えていきますけど。基本は全部、僕が書きますけどね。筆記係というか。

――ネタ作りにインターネットは利用しますか?

タカ:例えば、「藤子不二雄のキャラクターのカバ夫って、パーマンだっけ? Qちゃんだっけ?」ってなったときに、作家さんに調べてもらったりとか。情報をハッキリさせるときに役立っていますね。

――自分では利用しないんですか?

タカ:二人とも出来ないんですよ。カタカタカタっていうのが、難しくて。

――いま、芸人さんがアイドル並みの人気になっていますが、普通の人が、お二人のように面白くなるには、どうすればいいと思いますか?

タカ:僕らの面白さって、二人いてこそなので、普通にはマネできないですよね。常に二人組で行動してないと無理だと思うんですよね。個々で活動したら、全然面白くないヤツらですから。「何だよ、こいつら」っていつも唾をかけられてね。

トシ:誰からだよ。

タカ:女子と遊んでいても、「面白くねえんだよ!」って、唾をかけられて。

トシ:どんな女子と遊んでるんだよ! ひどい扱い受けてんな。

タカ:お前のを全部背負ってるからさ。

トシ:お前が面白くねえから怒られてるだけだろうが!