リーガ第29節、ビジャレアルは苦戦を強いられながらもアウェイでのレバンテ戦で勝利を収めた。ビジャレアルはこれで今シーズン、アウェイ戦4連勝、9勝目。首位レアル・マドリーのアウェイ8勝を抜き、リーガで最もアウェイ戦で勝ち点3を積み重ねているチームだ。1月27日に行われたアウェイでのレアル・マドリー戦で敗れて以来、5勝3分で黒星なし。レアル・マドリー、バルセロナがもたつく間に上位陣との勝ち点差をそれぞれ4ポイント、2ポイントに縮めている。

 アウェイ戦で4勝しか上げていない2位バルセロナと比べても、その差は歴然。データが示す通りアウェイに強いビジャレアルだが、逆にホーム戦は8勝5分2敗。レアル・マドリーやバルセロナがそれぞれ12勝、13勝を上げているのに比べ、ホーム戦での勝ち点の取りこぼしが目立つ。目下8戦負けなしのビジャレアルだが、ホーム戦の成績は1勝3分だ。

 レアル・マドリー、バルセロナともに調子は決してよくない。レアル・マドリー(62p)、バルセロナ(58p)、ビジャレアル(56p)。アウェイでは結果を出しているだけに、ホームでの取りこぼしがなければビジャレアルもリーガ優勝を狙える位置につけていると言ってもいいだろう。まずは今週末、ホームでのアトレティコ・マドリーに勝つことだ。そうすればチャンピオンズリーグ出場圏内はほぼ確実。アウェイでの強さをキープしつつ、ホームで勝ち点3を積み重ねることができるか、優勝争いにどう絡んでくるのかも含め、今後のビジャレアルの戦いぶりに注目したい。

(スペイン通信)