ビジャレアルで一時代を築いたチリ人指揮官マヌエル・ペジェグリーニ監督の将来は、ビジャレアルから遠ざかろうとしている。ビジャレアルでの手腕をヨーロッパのビッグクラブが見逃すはずもなく、複数のクラブがコンタクトを取り始めているという。それを含めペジェグリーニ監督の去就に注目が集まっている。

 2004-05シーズンからビジャレアルを率いるペジェグリーニ監督は、就任1年目で同クラブをリーガ3位へと躍進させ、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ出場権の獲得という快挙を成し遂げ、翌シーズンのチャンピオンズリーグでは初参戦でチームをベスト4進出にまで導いている。

 先週には同監督の代理人アルベルト・ボレッティ氏がチェルシーからコンタクトがあったと告白。チリ人指揮官の優れた手腕に興味を示しているクラブの中にはチェルシーやニューカッスルがあるようだ。

 ビジャレアルの監督に就任して3シーズン半、ペジェグリーニ監督自身、同クラブでのサイクルは終わったと考えているとも言われている。そして、今シーズンでビジャレアルとの契約が終了する。ビジャレアルとの契約を更新する可能性もあるが、監督の気持ちとして新たな挑戦を求め、活躍の場を他に移すという可能性はかなり高い。いずれにしても、何らかの決断を下すことになるビジャレアルの知将の動向にヨーロッパのクラブが注目している。

(スペイン通信)