チャンピオンズリーグとリーガの敗戦を受け、28日未明にキケ・サンチェス・フローレス監督を解任したバレンシア。次期監督が決まるまでオスカル・フェルナンデス監督が暫定的に指揮を執ることになっているが、バレンシアの首脳陣としては、できるだけ早く実績のある“最高レベルの監督”を招聘したいと考えており、後任監督探しに奔走中だ。

 目下、バレンシアがリストアップしているのは、

・マルセロ・リッピ氏(前イタリア代表監督)
・ジョゼ・モウリーニョ氏(前チェルシー監督)
・ファビオ・カペッロ氏(前レアル・マドリー監督)
・フェリベ・スコラーリ氏(現ポルトガル代表監督)
・ディディエ・デシャン氏(前ユベントス監督)
・ビセンテ・デル・ボスケ氏(前レアル・マドリー監督)
・ロナルド・クーマン(現PSV監督)

 といった蒼々たるメンバーで、いずれも実績を残し世界的にも知名度のある監督だ。クラブが求める「実績があり、長期に渡ってチームを指揮できる人物」にあてはまる。このうち何人かとはすでにコンタクトを取っているとも言われているが、具体的な動きはまだのようだ。

 現在、バレンシアはリーガは4位、チャンピオンズリーグではグループリーグ3位。事態を好転させるべく、バレンシアが白羽の矢を立てるのはどの監督か?上記の監督の中から生まれるのかか否かにも注目だ。

(スペイン通信)