29日未明、バレンシアのキケ・サンチェス・フローレス監督の解任が決まった。28日に行われたリーガ第9節、アウェイでのセビージャ戦で0-3と完敗したバレンシア。24日のチャンピオンズリーグ、ローゼンボリ戦に続く敗戦でキケ監督の解任が決定的となった。

 セビージャ戦後、スペイン時間で深夜2時49分から緊急理事会が開かれ、その場でソレール会長ら役員会はキケ監督の解任を決め、同監督の解任を正式に発表。

 なお、後任監督については、バレンシア・メスタージャ(Bチーム)の指揮を執っていたオスカル・フェルナンデス監督が暫定的にトップチームを指揮を執ることになった。オスカル・フェルナンデス監督の初采配は水曜日(31日)にホーム、メスタージャで行われる首位レアル・マドリーとの一戦となる。

 バレンシアは、今後新たな監督探しを続けていくとのことだが、後任候補にはチェルシーのモウリーニョ前監督、イタリア代表のリッピ前監督などのも声も一部では上がっている。

 3連敗は阻止したいバレンシア。キケ監督の解任がカンフル剤となるか、そしてオスカル・フェルナンデス監督の初采配に注目が集まる中、新監督人事にも注目がしたい。

(スペイン通信)