脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「人びとが生きがいを持つことが平和につながる。」と題した動画を公開した。動画では、日本独自の「生きがい」という概念がいかに世界平和につながるかについて、独自の視点から提言している。

茂木氏はまず、外国人に「生きがい」を説明する際の具体例として「パーフェクトメロン」を挙げた。1つの株に1つの実だけを残し、完璧なメロンを育て上げる日本の農法や、「つぶあんとこしあんの違い」に夢中になれる日本人の感性に言及。これらは「八百万の神」という、多様な価値観をそれぞれ大切にする精神性から来ていると語り、「世界平和に日本が貢献する道はそこら辺にあるのかな」と指摘した。

さらに茂木氏は、生きがいと戦争を対比させて議論を展開。「生きがいって外部からの価値観じゃないんで」とした上で、戦争は外部からの価値観に自分の行動を合わせるものであり、「戦争が始まったらあとは全部なくなっちゃう」と語る。対して生きがいは「平和の時にしか追求できない」ものであるため、「生きがいを追求することは平和になること」だと力強く主張した。

動画の終盤で茂木氏は、戦争や兵器について議論するよりも「目の前のこしあん、つぶあんを大事に味わうという感性」の重要性を強調。現代社会においてはKPIなどに右往左往することもあるとしつつも、最終的には「自分の生きがいを大事にするってことで、平和に貢献するってことはあっていいんじゃないか」と視聴者に語りかけ、日々の小さな喜びを大切にする姿勢が平和への第一歩であると結論づけた。

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