[アジア大会]リレー予選だけ出場の選手にはメダル授与せず…費用削減のため慣行破る
愛知・名古屋アジア大会の競泳種目ではリレーの予選だけに出場した選手には実物のメダルが授与されないことが分かった。
25日、大韓水泳連盟の関係者によると、大会組織委員会から「メダルは決勝で泳いだ選手を対象に行われる表彰式でのみ授与する」と伝えられたという。リレーの予選に出場した選手はチームがメダルを獲得した場合、メダリストとして登録されるものの、実物のメダルは受け取れないということだ。その代わりメダル獲得を証明する一種の証票だけが渡される。しかも印刷物ではなくデジタルファイルの形で提供され、衝撃を与えている。実物のメダルは決勝に出場した4人の選手に限り受けることができる。
リレーは4人の選手が1チームを組み、陸上のリレーのように順番にレースをして記録を競う種目だ。同じ日に予選と決勝が続けて行われる場合が多く、より多くの選手に出場機会を与えたり、主力選手の体力を考慮したりするため、予選と決勝で別の選手が出場することもある。通常、チームが入賞した場合、予選で泳いだ選手もメダルを受ける。韓国の全国体育大会でも予選と決勝に出場した選手全員にメダルを授与する。「メダルの重量を減らすなど予算を気にするあまり、チームスポーツの価値を十分に考慮できていないようで残念だ」というのが関係者の反応だ。
実際、キム・ミンソプは先に行われた800メートルリレーと400メートルリレーでそれぞれ銅メダルと銀メダルを獲得したものの、いずれも予選だけに出場したためメダルがないまま大会を終えるところだった。幸い、大会最終日に200メートルバタフライで銅メダルを獲得し、笑顔を見せた。キム・ミンソプは「首にかけて帰れるメダルがなく、応援に来てくれた母の前でとても残念な思いをしていたが、最後にメダルを取ることができてよかった」と語った。
今回の大会は名古屋を中心に愛知県内19都市の施設を使用する。メインスタジアムとメインプレスセンターは名古屋にあるが、サッカーの一部の試合は静岡と大阪で、ホッケーとボートは岐阜で行われる。競泳は名古屋から350キロ離れた東京で開催される。開催方式は拠点都市を設けて広域圏で開催する韓国の全国体育大会と似ている。
大規模スポーツイベントの分散開催は避けられない流れとなっている。今年2月のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪も史上初めて2地域を共同開催地とし、4つのクラスターに分けて競技を行った。最近閉幕した北中米ワールドカップ(米国・メキシコ・カナダの共同開催)も同じた。大会後に新設された施設が巨額の維持費を食う、いわゆる「ホワイトエレファント(見た目は立派だが役に立たないもの)」を防ぐための現実的な選択だ。
ただ、今回の大会は日本政府ではなく愛知県が主導して準備したため、財政状況が厳しい。当初、組織委員会は政府に400億円の予算支援を要請したが、実際に配分された金額は150億円だった。さらに大会招致当時は1000億円前後と見込まれていた総事業費が、国際情勢に伴う建設費の高騰で3700億円まで膨れ上がった。
結局、組織委員会は選手村の建設を白紙化し、コンテナとクルーズ船を宿泊施設として使用した。大会運営スタッフも十分に確保できなかった。こうした運営システムの問題の中で、競泳のリレー予選出場者がメダルを受けられない事態が発生したのだ。今回の大会の金メダルの重量は約265グラムだ。直径80ミリ、厚さ5ミリのメダルに施された金はわずか1グラム以上にすぎない。全体の重量の0.38%程度だ。残りは純銀だ。銀メダルは約264グラムの純銀、銅メダルは約222グラムの丹銅(銅95%、亜鉛5%)で製作されている。
![男子200メートルバタフライ決勝で銅メダルを獲得したキム・ミンソプ [ニュース1]](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/8/4/84267_204_2cbfc43e_7612d1fc.jpg)
