千葉の堤防決壊 復旧作業が始まる 鉄道への影響は長期化

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台風25号の影響で千葉県の印旛沼の堤防が決壊し、深刻な冠水被害が続く中、復旧作業が始まりました。

千葉県の印旛沼の堤防が決壊してから3日。

24日と比べると田んぼの区分けが確認でき、徐々に水が引いてきていますが、今もなお広い範囲で冠水が続いています。

こちらの住宅では、水位が下がったことで、ようやく家の片付けを行えるようになりましたが、畳が水を吸っているため、1枚運び出すだけでも、数人の人手が必要になっていました。

片付けを行う人は「(片付けは)あと1週間くらいかかる。(復旧まで)半年以上かかるんじゃないか」と話しました。

決壊した堤防でも復旧作業が始まりました。

国土交通省は25日から、関東地方整備局に加え、千葉県と水資源機構で連携する「チーム印旛沼」を結成。

堤防の緊急工事を進めると共に、排水ポンプ車を増強し、現在約3メートルある水位を近く平常時の2.3メートルまで低下させることを目指します。

暮らしに欠かせないインフラの被害も明らかになってきました。

成田市の病院では、1階の事務室に大量の土砂が流れ込んだほか、駐車場が冠水する被害に遭いました。

25日は土砂の撤去作業が行われ、26日から、通常通り外来の診察を行うとしています。

一方、復旧に時間がかかるのが鉄道です。

成田線の佐原-銚子間は1週間ほど、総武本線の榎戸-成東間は1カ月ほど、久留里線の久留里-上総亀山間は、復旧のめどが立っていません。

また、内房線は26日から一部区間が再開するものの、姉ケ崎-木更津間は少なくとも3カ月ほどかかる見込みで、週明けから、バスによる振り替え輸送が始まる予定です。

「“(職場に)どうやって行ったらいいんだろう”と右往左往している」と話す人もいました。

関東は台風26号と秋雨前線の影響で来週も強い雨が降る見込みで、暮らしへの影響が長期化する懸念があります。