しっかり作ったピザトーストは、立派なピザ。ちょっとしたコツでご馳走級に仕上げる方法。

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YouTubeとクックパッドで話題の料理系クリエイター・こじまぽん助さん。分子調理学をベースに「なぜおいしくなるのか」を徹底的に解明した、失敗しないレシピが人気を集めています。毎回ひとつの料理を深掘りしながら、作り方の「理由」から教えてもらいます。

僕が思うに、ピザトーストは侮られ過ぎている!笑 ほんのちょっとしたコツを取り入れれば、簡単に「あなた史上最高」を作ることができるんです。今回は、そんな方法を紹介します。


定義

僕がレシピ開発をする際、必ず最初にしていることがあります。

それは、テーマになる料理の「おいしいの定義付け」です。

今回のテーマ「ピザトースト」の「おいしい」を定義します。


 ①食パンがべちゃっとしていない

 ②具材、チーズ、ソースに程よい分離感がある

 ③ピザソースがおいしい

おそらく、多くの方に納得いただける定義かと思います。


 ①は、食パンの下処理で

 ②は。それぞれの性質を加味した調理で

 ③は、家庭にあるもので何とか

解決できそう。

ここまで明確になったら、次は調理の最適解に落とし込みます。


最適解への落とし込み

調理工程に落とし込む際に大切にしているのは、各工程の「部分最適」ではなく、料理として完成した時においしく仕上がるための「全体最適」の考え方です。

多くの人が再現可能な「良い塩梅」を踏まえて、おいしさの肝になる3つのコツをご紹介します。


◆軽くトーストする

結論:まっさらの状態の食パンを軽くトーストする (①の最適解)




仕上げにトーストするだけでは、上に具材がのった面はグニュッとした食感になってしまします。そこで、具材をのせる前に軽くトーストしておくことで、具材面もカリッとさせておく。こうすることで、食感が格段に良くなります。


◆水と油の性質

結論:食パンにごく薄くマヨネーズを塗り、油膜を作る (②の最適解)




軽くトーストしてカリッとした面に直接ピザソースを塗ってしまっては、食感が台無しに。そこで、マヨネーズをごく薄く塗り、油膜を作っておくことで、食パンに水分が浸透することを防ぎます。

また、事前のトーストで表面の温度が上がっているので、マヨネーズが軽く分離し、油膜としての機能が上がります。

その上で、ピザソース、チーズ(第二の油膜)、具材の順にのせることで、程よい分離感のあるピザトーストに仕上がります。


◆ケチャップに風味を足す

結論:ピザソースの変わりにケチャップ+ドラオレガノを使用 (③の最適解)




ピザソースがあればそれでもいいのですが、もっと常備してもらいたいものがあります。それはドライオレガノです。ケチャップに、ドライオレガノ、胡椒を混ぜると、ほぼピザソースの味になります。さらに、オレガノはフレッシュより、乾燥状態の方が香りが良いので、市販のピザソースよりも、むしろ香りは良い。また、オレガノはありとあらゆるトマト料理に合いますし、日持ちもするので、今回を機に常備してみてはいかがでしょうか?


まとめ

3つのコツを押さえれば、いつものピザトーストがあなた史上最高の味に仕上がること間違いなしです。ぜひお試しください。


こじまぽん助/分子調理学をベースに「なぜおいしくなるか」を解説するレシピ動画をYouTube・クックパッドで公開中。