「全東信」経営破綻、回収できていない売上金をカード会社7社が全額支払い…10月30日頃の入金を予定
経営破綻したクレジットカード決済代行会社の「全東信」(大阪市)を巡り、同社の破産管財人は25日、取引していた飲食店や小売店など約2万店が回収できていなかった計約54億円の売上金について、カード会社が各店に全額支払うことになったと発表した。
10月30日頃に入金される見込みという。
カード会社は、ユーシーカードとジェーシービー、三菱UFJニコス、三井住友トラストクラブ、三井住友カード、イオンフィナンシャルサービス、クレディセゾンの7社。
日本飲食団体連合会が全東信と取引していた飲食事業者に行ったアンケート調査によると、回収できていない売上金は1店舗あたり平均58万円だった。
全東信は、飲食店や小売店で客がカードで支払った代金を、カード会社に代わって早期に店に入金することで手数料を受け取っていた。全東信は店に入金した後、売上金をカード会社から回収していた。
経営破綻後、カード会社には全東信が回収するはずだった売上金が残っていた。全東信は約1151億円の負債を抱えており、この売上金も主に金融機関への返済に充てられる可能性があった。
このため、店側が全額回収するのは難しいとみられていたが、破産管財人とカード各社が協議。カード会社と店も契約関係にあり、店側がカード会社に売上金の支払いを請求する権利があることを確認し、全額支払うことで合意したという。
