チェルシーは今季も調子上がらず photo/Getty Images

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昨夏のリヴァプール、そしてトッド・ベーリー氏をオーナーに迎えてからのチェルシーは、プレミアリーグの中でも積極的な補強に動いてきたクラブだ。

チェルシーはベーリー体制で若手有望株を豊富に獲得しており、毎回の移籍市場に多額の資金を投じてきた。リヴァプールは昨夏にFWウーゴ・エキティケやMFフロリアン・ヴィルツら4億ポンドを超える大型補強に動いている。

ただ、両チームとも昨季は優勝争いから漏れ、今季も調子が抜群とは言えない。この状況について、チェルシーでもプレイした元オランダ代表のルート・フリット氏はお金の使い方は難しいと語っている。

「お金がたくさんあっても、賢く使うのは難しいんだ。上位5クラブでも、たいていは3人に1人の割合で新戦力がヒットすればいい方だ。プレミアリーグで活躍できるようなハイレベルな選手を獲得するのは容易ではない。プレミアでは全く異なるテンポ、スタイルが展開されるからだ。そこには多くの要素が絡み合い、すぐに成功を収めるのは困難だ」

「昨季のリヴァプールは適切な選手を補強することがいかに難しいかを示す良い例だ。本当に難しい。チェルシーも若手有望株を何度も獲得してきたが、成功には繋がっていない。選手を買い集めても成功しないなんて例は数え切れないほどある。例えば王者アーセナルは、ここまでどれくらいの時間を要しただろうか。何年もかけて少しずつ、そして毎年多額の資金を投入していったのだ」(『Football London』より)。

昨季のプレミアを制したアーセナルでは、指揮官ミケル・アルテタのスタイルをじっくりと植え付けていった。実力者を獲得するだけで勝ち抜けるほど甘い環境ではなく、チームには長期的視点でのチーム強化策が求められる。