イオンまで「車で片道30分・約10km」のわが家…妻が「イオン株35万円分」を購入しましたが、利用するのは「月1回・約1万円」だけです。キャッシュバック3%では“ガソリン代で赤字”ですよね? 費用を確認
イオンの株主優待の内容とは
イオンの株主優待の代表的な特典が、買い物額の一部を半年ごとに還元するオーナーズカードです。買い物の際にカードを提示し、現金やWAON、イオンマークのカードによるクレジット払いなど、所定の方法で支払うと還元を受けられます。
2026年2月末以降の権利確定分では、100~199株で1%、200~299株で2%、300~1499株で3%、1500~2999株で4%、3000~8999株で5%、9000株以上で7%が還元されます。対象額は家族カードの利用分を含め半年間で100万円までです。
対象店舗にはイオンやマックスバリュ、ダイエー、まいばすけっとなどがあります。3月1日から8月末までの利用分は10月、9月1日から2月末までの利用分は4月に還元され、返金取扱店舗での現金受け取りのほか、所定の手続きをすればWAON POINTでも受け取れます。
さらに、毎月20日と30日の「お客さま感謝デー」では、対象店舗や支払い方法などの条件を満たせば5%割引とオーナーズカードの還元を併用できます。1万円の商品なら5%割引後の支払額は9500円で、3%還元は285円です。合わせると785円相当、元の価格に対して7.85%相当のメリットになります。
株主優待を得るのに必要な投資金額とは
3%還元を受けるには300株が必要です。2026年9月9日の終値1383.5円で計算すると、必要額は41万5050円、約42万円となります。
今回の「約35万円で購入した」というケースは、株式分割前に100株を約35万円で取得したと考えると整合します。イオンは2025年9月1日を効力発生日として1株を3株に分割しており、100株は分割後300株となりました。
また、2027年2月期は1株あたり年間15円の配当予想で、300株なら税引前4500円です。株主優待を受けるには、2月末または8月末の株主名簿に100株以上を保有する株主として記載される必要があります。
キャッシュバック目当てはガソリン代だけで赤字?
月1回1万円分を買い物する場合、燃費15km/Lならガソリン代を差し引いてもわずかにプラスです。2026年9月7日時点の全国平均レギュラーガソリン価格は1Lあたり170円でした。
往復20kmなら、燃費15km/Lで1回約227円、年間約2720円の燃料費がかかります。一方、3%還元は月300円、年間3600円なので、差し引き約880円のプラスです。
燃費10km/Lなら燃料費は年間4080円となり、還元額を480円上回ります。ただし、年間4500円の配当予想を加えると、3%還元と合わせて税引前8100円相当です。
さらに感謝デーを利用すれば、1万円分の商品で5%割引と3%還元を合わせて785円相当のメリットがあります。ただし、対象商品や店舗、支払い方法などの条件には注意が必要です。
まとめ
イオンのオーナーズカードは、300株を保有すると対象となる買い物額の3%が還元されます。2026年9月9日の終値では、300株の購入に約42万円が必要です。
月1万円を年間12回利用すると還元額は3600円です。往復20km、燃費15km/L、ガソリン170円/Lなら燃料費は年間約2720円となり、ガソリン代だけとの比較では約880円のプラスになります。
配当や感謝デーの割引を活用すればメリットは増えますが、株価下落や車の維持費も考慮が必要です。利用頻度や店舗までの距離を踏まえて判断しましょう。
出典
イオン株式会社 配当状況
執筆者 : 高柳政道
FP1級、CFP、DCプランナー2級

