15日に雲仙市の土黒小学校で起きた不審火をめぐり、県警は出火後に児童の持ち物検査を実施したことについて「慎重な判断が必要だった」との認識を示しました。

雲仙市の土黒小学校では、15日午前8時頃、校舎3階のパソコン室前で段ボールなどが燃える火事がありました。

この学校では今年7月にも、同じ3階の音楽準備室を焼く不審火が起きていたことから、雲仙警察署の署員が出火後、3階に教室がある4年生~6年生を対象に、学校側の許可を得た上で、持ち物検査を行いました。

警察による所持品検査は、原則として対象者の同意や裁判所の令状が必要な中、学校側は保護者に一斉メールで検査の実施を伝達。

その後、県警本部が「保護者全員の同意を得たわけではなく、児童の心理的ストレスも考慮する必要がある」として中止を指示しました。

ただ、この指示が出された時点ですでに25人の検査を終えていて、児童から出火に関わるものは見つからなかったということです。

県警本部捜査一課は「慎重な判断が必要な中で、やり方が適切ではなかった」としています。