ドラマ10『会社員』の主演を務める吉田羊(宮木英理子 役)

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 吉田羊が主演するドラマ『会社員』(全8回)が、NHK総合にて10月13日より毎週火曜22時に放送されることが決まった。

【写真】オフィスでの吉田羊が美しい『会社員』場面写真

 本作は、突如届いた脅迫文がひとりの女性のキャリアと組織を揺るがしていくオフィスサスペンス。

 野心を握りしめ、男性組織を駆け上がってきた50歳の会社員・英理子。いま主導しているプロジェクトを成功させれば、念願の取締役昇進が約束されている。ところがプロジェクトのリリースを目前に控えたある日、英理子のもとに匿名の脅迫文が届く。脅迫者と対峙(たいじ)するうち、英理子は組織が抱えるゆがみと、そこで生まれる痛みに直面し…。

 吉田羊演じる主人公・宮木英理子は、大手企業のコーポレートデザイン本部長。勝ち気で完璧主義な幹部候補。会社組織を努力と実力で勝ち抜いてきたという自負がある。その行動力は周囲を巻き込み、時に事態を悪化させることも。野心家だが、その根底には仕事で成果を出し続けなければ自分には価値がないという、強迫観念にも似た思いがある。

 吉田は「英理子は男性優位の社会において、自身も保身や出世欲に絡め取られながら、会社員としての正義と人としての正義の狭間で揺れる主人公です。会社勤め未経験の私には、企業とは? というところから初めての経験で、今は、理不尽や不公平に満ちた世界と闘い、人間不信一歩手前の主人公英理子の人生を見つめる日々です。ただ、様々を諦めながら自分の居場所を見つけんと奮闘して来た彼女の、懸命で貪欲な生き様は何も会社員に限ったことではなく、人と関わって生きるすべての人々に刺さる物語なのではないかとも感じます」とコメントした。

 このドラマは、土曜ドラマ『3000万』(2024年放送)に続き、NHKで立ち上げた“脚本開発チーム”WDR(Writers’ Development Room)プロジェクトの第二弾となる作品。公募で選ばれた名嘉友美(劇団シンクロ少女主宰)、松井周、あさか友恵、縦谷宗の4人のメンバーが、チームライティングでオリジナルシリーズドラマの脚本を開発する。

 ドラマ10『会社員』は、NHK総合にて10月13日より毎週火曜22時放送(全8回)。

<コメント全文>

■吉田羊(宮木英理子 役)

今回、素晴らしいチームの皆さまとご一緒できますこと、大変光栄に思います。
英理子は男性優位の社会において、自身も保身や出世欲に絡め取られながら、会社員としての正義と人としての正義の狭間で揺れる主人公です。会社勤め未経験の私には、企業とは?というところから初めての経験で、今は、理不尽や不公平に満ちた世界と闘い、人間不信一歩手前の主人公英理子の人生を見つめる日々です。ただ、様々を諦めながら自分の居場所を見つけんと奮闘して来た彼女の、懸命で貪欲な生き様は何も会社員に限ったことではなく、人と関わって生きるすべての人々に刺さる物語なのではないかとも感じます。誰しも、生きていればままならないことも多い。諦めた方の人生を思い出して後悔することもあるでしょう。けれど、舵はい
つだって私たちの手の中にある。今をひたむきに生きる皆様の心に、このドラマが活力をお届け出来れば幸いです。

■名嘉友美

本作はWDRプロジェクトの第二弾となる作品です。今回も脚本家4人に加え、ディレクター、プロデューサーと数カ月にわたって話し合いを重ね、物語を作り上げていきました。私は会社員の経験はありませんが、働くということは、多くの人にとって日々の生活と切り離せないテーマだと思っています。脚本を書きながら、私自身も何度も「働く」ということについて考えました。主人公をはじめ、登場人物たちが組織の中で揺れ動きながら、それでもどう自分の足で立とうとするのか。その姿を、最後まで見届けていただけたら嬉しいです。

■松井周

前回はハラハラドキドキの面白さを追求しましたが、今回の脚本づくりはそれに加えて登場人物たちの内面の変化を丁寧に掬っていくのがミッションでした。具体的には、4 人の脚本家とプロデューサー、ディレクターと共に、会社という組織の中で働く個人の葛藤を見つめ続ける作業で、作り手側の「正しさ」や偏見も問われるような時間になりました。と、書くと重い感じもしますが、キャストやスタッフの方々のこだわりによって、登場人物たちは真面目でありつつも、応援したくなるような愛嬌をあふれさせています。ぜひご覧ください。

■あさか友恵

昨年の初夏、この物語はまだ3行のあらすじでしかありませんでした。WDR プロジェクトのメンバーの皆さんと企画を練り、それから作家チームの4人、ディレクター、プロデューサーで試行錯誤しながら全8回の脚本を作り上げました。素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんにたくさんの時間と情熱を注いでいただき、今こうしてドラマになることがいまだに夢のようです。登場人物に自分や身近な人を重ねながら、ハラハラしつつ最後まで見届けていただけたら嬉しいです

■縦谷宗

海外ドラマのような脚本を書きたい、ライターズルームに参加したい、と夢想していたところ、その両方が叶うWDRプロジェクトを知り、そんな都合のいい話があるだろうか…と謎に不安になりつつ応募し、ありがたいことに参加が叶いました。個性もバックグラウンドも異なる作り手の皆さんと多くの話し合いを重ねるなかで生まれたのが、この物語です。英理子をはじめ、組織の中でもがきながら泳ぐ「会社員」たちの姿は、誰しもの日常と重なりうるものだと思います。観てくださる皆様の心に何らか残るものがあればとても嬉しいです。