「中道」解体で玉木国民民主は高笑い “泉新党”合流で野党勢力の新たな結集軸になるか
【永田町番外地】#94
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中道改革連合が結党からわずか8カ月で解体となった。1月16日の結党届け出から解体決定まで236日間。2017年に小池百合子東京都知事が結成した“希望の党”の224日間、さらにさかのぼれば自民党を離党した故・柿沢弘治元外相らが結成した“自由党”の233日間には及ばないまでも、短命政党として政治史に刻まれることは間違いない。野党勢力の迷走は当分続きそうだ。
言うまでもなく高市自維連立政権にとっては歓迎すべきことだが、それ以上に“笑い”が止まらないのは国民民主党の玉木雄一郎代表であろう。
玉木は先の代表3選を果たした直後の記者会見で、28年の参院選を天王山と位置付け、野党第1党を目指し、非改選と合わせ40議席以上の目標を掲げたが、衆参ダブルの可能性もある中で候補者不足は否めず。現段階で次期衆院選の小選挙区公認候補の内定者は17人にとどまっている。そんなタマ不足の中での「中道」分解なのだ。
「玉木代表自身は安易な野党再編や合併には否定的ですが、個別には連絡を取り合う関係議員がいることは公に認めています。事実、水面下ではかなりの旧立憲の保守系議員や落選組が、参院への鞍替え出馬の可能性も含め、すでに玉木詣でを始めていますよ。もちろん、希望の党分裂騒動で対立した枝野幸男氏ら旧民主党第2世代のベテラン議員や、先に川内博史氏、阿部知子氏ら落選議員が結成した政治団体『護憲リベラル共生』(通称ゴリラ)を除いての話ですがね」(全国紙デスク)
何より玉木が期待を寄せるのは、思想信条が近く気心知れた立憲民主党元代表の泉健太衆院議員の動きである。
「前原誠司さんが国民民主から維新に乗り換えたように、今度は、泉さんが中道の仲間を何人か引き連れ新党結成後に国民民主と合流する可能性は十分ありますよ。泉さん本人が『新党結成に全員でまとまって同じ行動をとるまでは決まってない』と言い、立憲系の新党とは別行動をとる可能性を示唆していますしね」(玉木代表に近い国民民主議員)
ちなみに1998年に新進党が6政党に分裂した際には、後に国民世論が野党の再結集を促し、民主党政権誕生につながった。
国民民主党と「泉新党」の合流が、新たな野党の結集軸になるのであれば、国民有権者も大歓迎だろう。
(特命記者X)
