米中間選挙まであと2か月…若者たちに“トランプ離れ”も 仕事探す女性「アメリカファースト」は「守れない約束だった」
10日、始まったアメリカの共和党大会。トランプ大統領が2時間近く演説する中で、会場で目立ったのは「空席」でした。今アメリカでは若者たちの「トランプ離れ」が起きていました。
■異例の党大会開催も…目立つ空席

トランプ大統領の登場曲を歌う歌手本人があらわれ、トランプ氏を呼び込みました。
歌手 リー・グリーンウッド氏
「歌って! ♪God Bless the USA」
本来、大統領選挙の年に開かれる党大会ですが、11月に迫る中間選挙へ弾みをつけるため、トランプ氏が異例の開催を決めたのです。
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トランプ大統領
「アメリカの未来を急進左派の民主党に委ねてしまったら、わが国は立ち直るためだけに10年間を費やすことになる。もし共和党が勝てば、5000ドルが手に入るぞ。『トランプ配当金』だ!」
会場内は歓声があがるなど盛り上がりをみせる一方で、アリーナ席以外の席では空席が非常に多く目立ちました。
厳しい選挙戦を物語る光景。政権支持率は33%と低迷しています。
(*ロイター/イプソス世論調査 先月31日発表)
■トランプ氏に投票の若い世代31%が「後悔」

特に、深刻なのが、若者の「トランプ離れ」です。最新の調査で、前回の大統領選挙でトランプ氏に投票した若い世代のうち31%が、「投票したことを後悔している」と回答。
(*先月25日公表「navigator」調査より)
関税やイランへの軍事攻撃で経済に混乱を引き起こしてきたトランプ氏。特に深刻な影響を受けたのが、就職難などの現実に直面した若者たちでした。
ジャクリーンさん(今年7月投稿)
「前向きに、1日1日を大切にしていますが、私は……いつ光が見えるのか分かりません」
なかなか仕事が見つからないつらさを吐露する女性。フロリダ州に住む25歳のジャクリーンさんです。
■500社以上に応募…面接はたった30社ほど

大学院でコミュニケーション学を学び、今年5月に卒業しました。将来、マーケティングやPRの仕事に就きたいと考えていますが…
ジャクリーンさん(25)
「今このサイトだけで392件に応募しています、この4か月で」
これまでに500社以上に応募し、面接まで進めたのはたった30社ほど。就職のために受けた助言や面接での気づきをノートに1年以上書きためていますが、仕事は見つかりません。
その思いを語った動画は、同世代の若者からの共感を呼び、9万回以上再生されました。動画には、「自分も同じ境遇にいる」との多くのコメントが…
ジャクリーンさん(25)
「(コメントを見て)自分が問題ではないと気づきました。原因はもっと大きなこと、この国の経済や状況にあると感じます」
■「偽りの約束をするべきではありません」

シングルマザーの母親からの援助と、アルバイトで生計を立てるジャクリーンさん。
ジャクリーンさん(25)
「いつ仕事が見つかるのか、まるで頭の上に時計のようなものがある気がして、すごくストレスです」
自身は「無党派」だといいますが、トランプ氏が掲げてきた「アメリカファースト」は「守れない約束だった」と冷ややかにみています。
ジャクリーンさん(25)
「どの政権だろうと、何百万人ものアメリカ人に偽りの約束をするべきではありません」
