依然5600人以上が行方不明 ネパール中国土石流2週間

【カトマンズ共同】ネパールと中国の国境付近で起きた土石流と洪水は9日で発生から2週間がたった。被害は広範囲に及び計5600人以上が依然行方不明で、捜索が続いている。ネパール当局は水力発電所のトンネルに取り残されたとみられる作業員の救助に重点を置く。発生から時間が過ぎても救出が相次いだことを受け、生存者発見に望みをつないでいる。
現地を旅行中だった大阪の日本人家族5人の消息は分かっていない。
ネパール軍は水力発電所の作業員らで消息が分からない約900人のうち、121人がトンネルに取り残されているとみている。ネパール中部の発電所では4日、トンネルから作業関係者2人が救出された。ロイター通信によると、2人は浸水を免れた空間に身を寄せ、泥水を飲むなどして救助を待った。
ネパール当局はインド、中国、韓国から派遣されたトンネル救助の専門チームと連携して活動。各国から提供された機材を投入し、土砂やがれきに埋まった通路の掘削や排水を進め、ドローンや熱画像カメラで内部の確認を急いでいる。
