高松宮記念を制したルメール騎乗のサトノレーヴ(右)=中京競馬場、2026年3月29日

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 昨年度のJRA賞最優秀スプリンターに輝いたサトノレーヴ(牡7歳、美浦・堀)の引退が決定。7日、管理する堀師が発表した。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする。

 サトノレーヴは父ロードカナロア、母チリエージェ(母父サクラバクシンオー)という血統で、22年4月の中山でデビュー。順調に勝ち星を積み重ね、24年函館スプリントSで重賞初Vを飾った。翌25年の高松宮記念でG1初制覇を果たすと、今年の高松宮記念でも堂々と1番人気に応えて連覇を果たした。海外にも積極的に遠征し、今夏は英国G1で3戦を消化。8月22日のシティオブヨークS9着がラストランとなった。通算21戦9勝(うち海外8戦0勝)。

 堀調教師のコメントは以下の通り

 「サトノレーヴは4カ月にわたる英国への滞在を経て、6日に帰国しました。現在は競馬学校にて輸入検疫を受検していますが、17日に社台スタリオンステーションへ移動のうえ、種牡馬となります。国内のレースだけでなく、香港や英国への遠征中も温かいご声援を賜り、誠にありがとうございました。引き続き産駒たちへの応援をよろしくお願い申し上げます。

 昨年はQE2世ジュビリーSの後、スプリンターズSに向かいました。ただし、筋肉量が多く、暑さは苦手な個性です。秋以降も日本での出走を楽しみにしていた方が多いかもしれませんが、日本の競走体系として、G1ウイナーが目指すレースは限られます。今シーズンは涼しい気候のなか、夏季にトップレベルの短距離路線が整備されている英国での続戦を選択しました。国際交流が盛んに行われている現在でも、検疫のルールとして、国外での滞在が90日を超えた場合、通常の遠征馬と扱いが異なり、帰国後は一般の輸入馬と同様に3カ月間の着地検疫を経る必要があり、移動も制限されます。英国に目を向けた経緯や、このタイミングでの引退にご理解いただけましたら幸いです。

 もともと晩成傾向にあり、伸び盛りの時期でも仙腸関節を痛めるアクシデントにも見舞われたサトノレーヴですが、オーナーのご理解を得て、馬に合わせて出走を重ねた結果、無事に試練を乗り越えてくれました。渡英以来、コンスタントに3戦を消化でき、健闘を重ねた馬に感謝の気持ちで一杯です。海外でのG1制覇がかなわず、私どもとしては力不足を痛感していますが、貴重な体験を積めました。今後につなげたいと意を強くしています」