ギュリュスタン・クルト(トルコ人ジャーナリストのエムルッラー・エルディンチ氏がXに投稿した映像から)

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 トルコ・イスタンブールで、懲役計64年6月の刑が確定し、指名手配されていたギュリュスタン・クルト(33)が、SNSでライブ配信している最中に警察の突入を受け、逮捕された。トルコメディア「ハベルレル・ドットコム」が6日、報じた。

 事件は7月31日、イスタンブール・エセンレルのネネ・ハトゥン地区で起きた。指名手配犯の捜索を進めていた警察は、クルトの居場所を突き止めて監視を開始。クルトが自身のSNSでライブ配信を始めたところで、逮捕に動いた。

 何も知らないクルトが生配信を続けていると、突然、玄関のドアをノックする音が響いた。

「誰?」クルトが問いかけると、配信を見ていた人物が異変を察知。「ヒュッレム、ドアが鳴ってる。開けるな、ヒュッレム!」と必死に警告した。「ヒュッレム」はクルトがSNS上で呼ばれていた名前とみられる。

 しかし、クルトはドアののぞき穴から外を確認。そこに警察官がいることに気付き、驚いた表情を見せる様子まで生配信された。

 クルトがドアを開けると、警察官が一斉に室内へ突入。逮捕劇はそのままライブ配信され続けた。別の視聴者は「ヒュッレム、終わった。やられちまった。連れていかれた」と反応した。

 その直後、クルトのスマートフォンが床へ落下。クルトはスマホを拾い上げて配信を終了し、警察署へ連行された。

 警察の調べによると、クルトには窃盗を中心に実に215件もの犯罪記録があった。イスタンブール、ブルサ、イズミルの裁判所で、複数の窃盗のほか、公文書偽造、住民登録当局への虚偽申告などの罪で有罪判決を受け、合計で懲役64年6月の刑が確定していたという。

 クルトは警察での手続きを終えた後、裁判所に送致され、そのまま刑務所へ収監された。