米マイナーで粘着物質疑惑→0球退場の韓国人投手「僕は手汗が多いタイプ」…母国復帰後に潔白“再主張”「やましいことはない」
アメリカでの挑戦を終えて3年ぶりに母国復帰した韓国人投手コ・ウソクが、マイナーリーグでの“不正投球”疑惑について自ら口を開いた。
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コ・ウソクはミネソタ・ツインズ傘下マイナーAAAのセントポール・セインツに所属していた7月25日(日本時間)、AAAの試合にリリーフ登板した際、1球も投げられずに退場処分を受けるという前代未聞の事態に見舞われた。
7回表に3番手で登板したコ・ウソクだが、ブルペンからマウンドへ向かう途中に三塁審からグラブの検査を受けた際、グラブの内側に粘着物質が付着しているという理由で退場を命じられた。
3人の審判が集まり、コ・ウソクのグラブの内側を念入りに確認したうえで、最終的な退場を決定した。
MLB機構はグラブの検査結果を踏まえ、コ・ウソクに対し10試合の出場停止処分を下した。MLBの規定では、投手による異物使用が発覚した場合、即座の退場とともに10試合の出場停止処分が科されることになっている。
コ・ウソクは当時、自身のSNSを通じて「これまで生きてきて、不正な方法で勝負しようと考えたことは一度もありません」とし、次のように潔白を主張した。

「野球を通じて、スポーツにおいて最も大切な価値は公平さだと信じてきましたし、その信念は今も変わりません。これまでマイナーリーグで期待通りの成績を残せず苦しい時期を過ごし、どん底から再び野球を始めなければならなかった時も、私はその信念を守ってプレーしてきました。好成績を残すためだからといって、野球の価値を損なうような選択はしていません」
その後、コ・ウソクは異議申し立てを行った結果、10試合の出場停止から8試合へと処分が軽減された。
以降、ツインズをDFA(事実上の戦力外)となったコ・ウソクは、9月1日に韓国の古巣LGツインズへの加入が発表された。契約期間1年、年俸5億ウォン(日本円=約5849万円)で、シーズン途中の加入に伴い残りのシーズン3カ月分(9~11月)の1億5000万ウォン(約1754万円)を受け取る。
そのコ・ウソクに3日、“あの日の真相”を直接聞くことができた。
コ・ウソクは「あの時は本当に呆然としました」と切り出し、「マイナーリーグでは審判が毎日検査を行う。両手、ベルト、帽子、グラブの順で点検するが、自分は手汗が多いタイプで、手とロジンが混ざると粘り気が出る状態になる。ところが、審判がそれを爪で削り取りながら“すごく粘つく”と言ってきた。だから“言葉にならない”と言った。かなり戸惑った」と振り返った。
さらに「自分にはやましいことがなかった。退場処分自体がすでに処分なのだから、絶対に説明・申し立てを行わなければならないと思った」とし、「同じチームに処分を受けた選手が何人かいたので話を聞いたところ、異議申し立てをしても結果は変わらないと言われた。これまで覆った例は一度もないという。あの時が一番苦しい時期だった。自分にはやましいことがないと言っても、すでに処分を受け、グラブの管理が未熟だという話も出た。グラブを交換しなかったことには後悔もありましたが、幸いにも説明が受け入れられた」と付け加えた。

コ・ウソクは泣きっ面に蜂で、長期間実戦から離れた影響により、処分明けの復帰後はすぐに肩の疲労に見舞われた。
「復帰直後の2試合は問題なかったが、その後コンディションが急速に悪化した。自分でわかるほど調子が出なかった。肩の張りがかなり深刻で、強い痛みがあったわけではないが、シーズンを通じて最も状態が悪かった」というコ・ウソクは、「冷静にプレーすべきだったのに、メジャーリーグへ再び昇格したいという焦りからオーバーペースになってしまい、コンディションも制球も乱れてしまった」とため息をついた。
苦難の時を経て古巣へ戻ったコ・ウソクは、「3年間のアメリカ生活に後悔がないと言えば嘘になる。ただその後悔は、過去に戻りたいというものではなく、自分がもう少し良いプレーをできていれば、最初から準備が整っていればという後悔だ。これから野球を続けていく中でさらに成長し、良いストーリーを紡いでいきたい」と抱負を語っていた。
なお、コ・ウソクはMLBで4試合に登板して防御率9.00。マイナーでは通算111試合に登板し、防御率5.02、10ホールド10セーブ、WHIP(投球回あたりの与四球・被安打数合計)1.44を記録していた。
(記事提供=OSEN)

